バーチャル店員で店舗DX、「xR Cast」運営のkiwamiが2.4億円を調達——ニッセイ・キャピタルがリード

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kiwami の皆さんと投資家の皆さん
Image credit: kiwami

3Dアバターを活用したバーチャル店員ソリューション「xR Cast」を提供する kiwami は18日、直近のラウンドで2.4億円を調達したと発表した。

このラウンドはニッセイ・キャピタルがリードし、ユナイテッド、三菱 UFJ キャピタルが参加した。また、金額には三井住友銀行からのデットが含まれる。今回調達した資金は新規プロダクトの開発や組織体制の強化に充てられる。

kiwami は2019年2月に創業。同年より、バーチャル店員による省人化接客ソリューション「xR Cast」の提供している。

リモート接客ソリューション「xR Cast HoloPhone」では、3D アバター及び実写で、有人のリモート接客を実現する。アバター活用と従来の実写モードを利用シーンに合わせて選択することができ、従来の通話システムとは異なる、コンシューマに向けた接客に特化したシステム設計が施されている。

店頭 AI 接客ソリューション「xR Cast Concierge」は、店舗に来店した顧客ごとの要望に応じて、3DCG のバーチャル店員による案内を行う自動応対システム。他店舗展開、大型施設の複数設置展開を想定して設計されており、店舗に AI サイネージを設置することで、店内接客業務の一部自動化、業務効率化を支援する。

個別対応が必要な場合は、担当の店頭スタッフが携帯するスマートフォンや、スマートウォッチに通知を行うことで、遠隔でのリモコン操作による回答や動画コンテンツ案内を行い、リモートでの接客に切り替えることもできる。

裸眼での VR を実現する独自ホログラムデバイス「HoloVase」は、空中ディスプレイとスマートフォンを活用した小型ホログラム型スマートサイネージ。従来のサイネージやコミュニケーションロボットと比べ小型かつ低コストで、さまざまな場所への設置ができる。

同社は、今後も省力化を進めながらも、単に効率化するのではなく、より満足度の高い顧客体験を提供するため、バーチャル店員を活用した人間らしいソリューション開発を目指すとしている。

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via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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