完全自動運転車開発のチューリング、15億円をプレシリーズA後半調達

SHARE:
チューリングのコンセプトカー「Turing Machine Alpha」
Image credit: Turing

生成 AI を活用した完全自動運転車両の開発に取り組む Turing(チューリング)は、プレシリーズ A ラウンドの後半として15億円を調達したと発表した。キヤノンマーケティングジャパン(東証:8060)、ちばぎんキャピタル、電通ベンチャーズ、ENEOS イノベーションパートナーズ、グローバル・ブレイン、エイチ・アイ・エス(東証:9603)、京セラ(東証:6971)、三菱 UFJ キャピタル、松竹ベンチャーズ、ソニーフィナンシャルベンチャーズ、Spiral Capital、X&KSK が参加した。

この調達により、プレシリーズ A ラウンドの前半とあわせたプレシリーズ A ラウンド全体の調達額は45.38億円に達し、同社の創業以来の累積調達額は約60億円に達した。Turing では調達した資金を使って、Heron 専用の大規模 GPU クラスタ「Gaggle Cluster」の構築(2024年秋稼働開始予定)、2025年までに人間の介入なしで東京都内を30分間走行できる自動運転システムの開発するプロジェクト「Tokyo30」、ML(機械学習)エンジニアを中心とした人材採用の加速を推進するとしている。

Turing は、カメラデータのみを用いて AI が運転に必要なすべての判断を行うE2E(End-to-End)方式の自動運転システムの開発に注力している。同社が独自開発した世界理解型マルチモーダル生成 AI 「Heron」を活用することで、走行データに存在しない状況でも倫理的に対応可能なシステムの構築を目指している。これにより、従来のルールベースでは達成が困難とされるレベル5の完全自動運転の実現に挑戦している。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する