〝空飛ぶクルマ〟を開発するSkyDrive、シリーズC追加で資金調達——大阪メトロも出資、「SD-05型」の製造を開始

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「SKYDRIVE(SD-05型)」
Image credit: SkyDrive

SkyDrive は27日、シリーズ C ラウンドで新たに追加調達したことを明らかにした。参加したのは、Inventum Ventures、大阪市高速電気軌道、環境エネルギー投資、みずほ銀行。環境エネルギー投資は、シリーズ A ラウンドシリーズ B ラウンドの1st クローズに続くフォローオンでの参加。

今回の調達を受け、同社はシリーズ C ラウンド全体の調達額が合計約80億円に達したことを明らかにした。シリーズ B ラウンドまでの累積調達額は57億円とされており、創業以来の累積調達額は約137億円に達したことになる。

SkyDrive は、この資金を活用して「空飛ぶクルマ(eVTOL=Electric Vertical Take-Off and Landing aircraft または UAM=Urban Air Mobility)」の開発および製造を加速させる方針だ。

同社の製品「SKYDRIVE(SD-05型)」は現在、型式証明取得に向けた証明活動を行っており、今後は地上試験や飛行試験の環境や体制を強化する。また、量産に向けた品質保証部門等の増員・強化にも着手する予定だ。

SKYDRIVE(SD-05型)は、日本、アメリカ、韓国、ベトナムの4カ国から合計263機のプレオーダーを受けている。今後は、納入後の機体管理を可能にするデジタルプラットフォームの構築も進める。同社はスズキ(東証:7269)の協力により、2024年3月にはスズキグループの静岡県磐田市の工場で「SKYDRIVE(SD-05型)」の製造を開始したことを明かした。

インドではグジャラート州政府と戦略パートナーシップを締結。アメリカでは2023年11月に SkyDrive America を設立し、複数の州で航路検討を進めている。

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via PR TIMES      Summarized by ChatGPT

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