人気のある動画をひっきりなしに楽しむことができるモバイルアプリ「ViMET(ビメット)」を開発・提供するエメットクリエーションは27日、East Ventures、傳田アソシエイツ代表の傳田信行氏や SHIFT(東証:3697)代表の丹下大氏らを含む複数の個人投資家から総額7,000万円を調達していたことを明らかにした。ラウンドはシードラウンドと推測される。
これは、同社にとって2014年にエンジェルラウンドで、傳田氏ら複数エンジェルから約2,000万円、2015年5月にエンジェル投資家から追加で2,000万円を調達したのに続くものだ。
エメットクリエーションは2014年、Twitter フォロワー数4万人以上を誇る柳本創氏(代表取締役社長)らによって設立された。その後、投資家として参加していた傳田氏が取締役会長に就任、また、当初 CEO として経営を牽引していた大塚淳史氏はスマホ動画広告スタートアップ App-CM の経営に集中することになった模様で、エメットクリエーションのウェブサイトからは名前が外れている。
レシピ動画や、メインサイトやアプリを持たない分散型メディアが席巻する中、同社が2015年8月にローンチしたモバイル動画アプリ「ViMET」は今年6月に50万ダウンロードを突破、日本の iTunes AppStore ランキングでもニュースカテゴリで上位ランク入りするようになった(AppAnnie の統計によれば、7月に入ってからの ViMET のニュースカテゴリにおけるランキングは、16〜22位を推移している)。
今回調達した資金を用いて、エメットクリエーションはマーケティング強化、コンテンツ拡充や大手出版社・テレビ局との提携、開発体制の強化を図り、年内にアプリダウンロード数を300万件以上までに伸ばしたいとしている。
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