家庭料理宅配「つくりおき.jp」運営のAntway、8.7億円をシリーズC調達——エリア拡大のためFC化推進へ

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Image credit: Antway

家庭料理配達サービス「つくりおき.jp」を運営する Antway は24日、シリーズ C ラウンドで約8.7億円を調達したことを明らかにした。

このラウンドに参加したのは、ジャフコグループ(東証:8595)、SMBC ベンチャーキャピタル、日本インパクト投資2号投資事業有限責任組合(新生インパクト投資と社会変革推進財団が運営する通称「はたらく FUND」)、プレコフーズ、住商ベンチャー・パートナーズ、三菱食品(東証:7451)、S.O.W.ホールディングス。ジャフコ グループと SMBC ベンチャーキャピタルはシリーズ B ラウンドに続くフォローオンでの参加となる。

Antway は2018年11月、リクルートでエンジニアやプロジェクトマネージャーをしていた前島恵氏により創業。「あらゆる家庭から義務を無くす」をミッションに掲げ、手作りの料理や惣菜を届けるサービスを昨年2月にローンチした。フードデリバリサービスは数多くあるが、食感や味の観点から冷凍ではなく冷蔵方式を採用しているのが特徴の一つだ。冷蔵することにより調理方法の制約が少なくなるため、メニューの幅も広いものとなる。コンセプトとしては、「デパ地下の惣菜が自宅にそのまま届く」感覚に近いという。

つくりおき.jpでは、1食あたり700円台(5食プランの場合749円)で炊事に関わる家事を託すことができる。現在1,000レシピ以上の料理を週替わりで提供している。対象エリアは13日に、全国26都府県に拡大した。

今回調達した資金は、組織拡大のための人材採用、提供エリア拡大のためのフランチャイズ化の推進、サービス価値品質の向上のためのプロダクト開発、マーケティングの強化に充てる予定としている。フランチャイズ化では、Antway で培ったノウハウの横展開、他社の知見・資本の注入により、爆発的なニーズの増加に対応可能な製造能力を実現する。

via PR TIMES

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