IBK 中小企業銀行の創業育成プラットフォーム「IBK 創工(창공)」は、日本向けアクセラレータプログラムを展開中だ。今日23日から26日まで、東京で展示会参加、デモデイ、ミートアップ、ネットワーキングなどに参加する。運営にあたっては、韓国のアーリー VC である CNTTech(씨엔티테크)が協力する。
このプログラムに参加するのは、次の8社。
- 低消費電力ヒーターを開発する Nano Electronics(나노일렉트로닉스)
- エドテックの Dabida(다비다)
- 顧客管理「Vircle(버클)」を提供する Mass Adoption(매스어답션)
- AI ファッションスタイリングの Style Bot(스타일봇)
- コンピュータビジョンによる広告効果測定技術を開発する Addd(애드)
- 生体信号や画像による甲状腺機能異常モニタリングシステムを開発する ThyroScope(타이로스코프)
- インフルエンサーマーケティングの Featuring(피처링)
- スマート物流のための貨物追跡リアルタイム IoT を開発する Hyunsung(현성)
彼らはこれまでに、在韓の日本政府機関、金融機関関係者、ベンチャーキャピタルなどによって選抜された。日本訪問に先立ち16日、ソウル・クロ(九老)の IBK センターで実施されたオリエンテーションでは、参加企業のほか、日本の組織関係者など20人あまりが参加した。
日本滞在中は活動の一つとして、25日の夕方には「韓国スタートアップ・ショーケース」と銘打ち、Venture Cafe Tokyo の Thursday Gathering にオンライン/オフライン登壇する見込みだ。
IBK の関係者は次のようにコメントしている。
日本に進出しようとする「IBK 創工」採択企業に対しては、単純な一回限りのイベントではなく、小さくても目に見える成果を収められるよう、実効性のあるプログラムを提供しようと努力した。今後も優れた製品・サービスを持つ企業が、日本市場で新しいビジネス機会を発見して活用できるように積極的に支援する。
韓国スタートアップの日本進出支援をめぐっては、韓国創業振興院が韓国金融2位の新韓金融グループと提携しているほか、新韓金融グループが50億円規模のファンドを、また在日韓国人出資による10億円ファンドが組成している。韓国観光公社は東京に韓国トラベルテックスタートアップの支援拠点を開設したほか、韓国コンテンツ振興院やソウル大学のアクセラレータも東京でデモデイを開催している。
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