韓国のP2P送金アプリ「Toss(토스)」、東南アジアでのスーパーアプリ戦略本格化に向け最大10億米ドルを調達へ

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「Toss(토스)」
Image credit: Viva Republica

モバイル金融アプリ「Toss(토스)」を運営する韓国の Viva Republica(비바 리퍼블리카)は、東南アジアで Grab や GoTo に対抗すべく、今年第2四半期に最大10億米ドルを調達する見込みだ。Toss は2019年にベトナムに進出、送金とデビットカードのサービスを提供している。

Toss は現在、ベトナム国内に300万人のアクティブユーザを抱え、毎月50万人以上ユーザを増やしている。今後は、インドネシア、マレーシア、タイ、インド、フィリピンの5カ国への進出を予定している、一方、迎え撃つ側の  Grab などはデジタル銀行のライセンスを取得するなど、金融サービスへの拡大に力を入れている。

Viva Republica の CEO イ・スンガン(이승건)氏によると、韓国国内では Toss の月間アクティブユーザが約1,100万人いて、売上高は昨年、6億7,600万米ドルに倍増したという。

ビッグデータ・プラットフォーム「IGAWorks」が最近発表したレポートによると、Tossは 月間アクティブユーザ数で韓国のモバイルバンキングアプリの第1位にランクインしており、30代以下のユーザを対象とした機能を強みとして、ユーザ数は2番手の Kakao Bank(카카오뱅크)を上回っている。

Viva Republica は2014年設立以来、合計で9億4,000万米ドルを調達している。同社は2021年6月に実施したシリーズ G ラウンドで4.1億米ドルを調達し、時価総額74億米ドルに達した。今後実施される見込みの10億米ドルの調達はプレ IPO ラウンドに相当するとみられ、同社はまもなく韓国で4番目のデカコーン(時価総額100億米ドル以上のスタートアップ)になる見込みだ。

Viva Republica は昨年10月、配車サービスアプリ「Tada(타다)」を運営するスタートアップ VCNC を買収(それ以前、SoCar が VCNC を買収)、モビリティ事業に進出した。2021年には、Toss 銀行、Toss 証券をそれぞれ設立している。

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