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輝きを失うユニコーンクラブ:第3四半期の新規ユニコーンは9社にとどまり、評価額合計の伸びはプラス300億米ドルに落ち込む

今期の資金調達の特徴は、資金調達が非常に遅いことと取引が全体的に少なかったことである。 2016年第3四半期に35のユニコーン企業が38の資金調達イベントで総額83億8,000万米ドルを調達した。ここからわかるのは、資金調達が弱含みで減速していることであり、金額(2015年第3四半期には170億米ドル)、資金調達のイベント数(61対38)いずれにおいても前年同期比で減少している。 企業価値の成長と…

Image Credit: Yosuke Muroya
Image Credit: Yosuke Muroya

今期の資金調達の特徴は、資金調達が非常に遅いことと取引が全体的に少なかったことである。

2016年第3四半期に35のユニコーン企業が38の資金調達イベントで総額83億8,000万米ドルを調達した。ここからわかるのは、資金調達が弱含みで減速していることであり、金額(2015年第3四半期には170億米ドル)、資金調達のイベント数(61対38)いずれにおいても前年同期比で減少している。

企業価値の成長という面からみれば、19のラウンドで上昇し、18は評価額に変化なし、そして1つだけ減少したラウンドがあった。それは Wandoujia(豌豆荚)で、前回の評価額10億米ドルから80%減少した額で買収された。全企業の評価額合計の推移では、304億2,000万米ドルのプラス成長(第2四半期は750億米ドル)を守っているが、ユニコーンクラブ(10億米ドルの評価額に達した企業)の健全さが失われつつあることを示唆している。

Above: A high-resolution Unicorn Club landscape from VB Profiles is available here. (Disclosure: VB Profiles is a cooperative effort between VentureBeat and Spoke Intelligence.)

Above: A high-resolution Unicorn Club landscape from VB Profiles is available here. (Disclosure: VB Profiles is a cooperative effort between VentureBeat and Spoke Intelligence.)
VB Profilesによる高解像度のユニコーンクラブ・ランドスケープはこちら. (VB ProfilesはVentureBeatとSpoke Intelligenceが協同している取り組みである.)

第3四半期に新たにユニコーンとなった9社

Ubtech Robotics:Ubtech は初期シリーズ B ラウンドで CDH Investment から1億米ドルを調達した。中国のインテリジェント人型ロボットメーカーである同社は、教育やエンターテイメントにさらなる応用事例を広げようとしている。

OfferUp:アメリカに本拠を置く同社は Warburg Pincus 主導のシリーズ C ラウンドで1億1,900万米ドルを調達し、10億ドルの企業価値を達成した。地元バイヤーとセラー向けのモバイルベースのマーケットプレイスである同社は2015年に突如登場し、この資金でユーザエクスペリエンスの改善と新規市場の開拓を狙う。

Deliveroo:食品デリバリーを手がける同社は2億7,500万米ドルを調達し、競争の激しい食品デリバリー市場で投資家をひきつける数社の仲間入りを果たした。

U51.com:中国のフィンテックアプリを手がける同社は Tiantu Capital 主導のラウンドで3億1,000万米ドルを調達した。このアプリはクレジットカードの支払いの整理、ウェルスマネジメント商品への投資、オンラインでのローン申し込み、その他個人信用ベースでの金融サービスを提供している。

Compass:不動産プラットフォームを手がける同社は7,500万米ドルのシリーズ D ラウンドの後、新規市場への成長と、家の売買や賃貸のシームレスで気の利いたユーザエクスペリエンスを消費者とエージェントに提供することに注力する。

Unity:DFJ 主導のシリーズ C ラウンドで1億8,100万米ドルを調達して評価額が15億米ドルに達した Unity は、2D、3D、VR、AR ゲームとエクスペリエンスを製作する最大の開発プラットフォームで、インディーズからトリプル A(300万本以上販売するトップセラー)のゲームにまで使われている。

Quanergy:自動運転車のセンサーを開発するシリコンバレー発の同社は9,000万米ドルを調達し、評価額は16億9,000万米ドルに達した。同社の LiDAR センサーは、自動運転車を開発する5つの自動車メーカーに既に採用されている。

Hike:インドでの WhatsApp のライバルとなる同社は、Tencent 主導のシリーズ D ラウンドで1億7,500万米ドルを調達し、14億米ドルの評価額に達した。設立して4年となるメッセージングアプリの同社はソーシャルメディア企業としてインド初のユニコーンとなった。

Go-Jek:インドネシアに本拠を置くユニコーン Go-Jek は5億5,000万米ドルを調達し、Uber や Grab と競合している。Go-Jek は調達後で13億米ドルの評価額となり、20万人のバイクドライバーを擁し1日に66万7,000件の予約があるとしている。

1件の IPO と2件の買収

Nuantix は9月にIPOで2億3,790万米ドルを調達したと発表している。カリフォルニアに本拠を置きデータセンターのインフラ提供を手がける同社は、昨年12月に IPO のための手続きを開始したが、数ヶ月の間進捗が止まっていた。同社は IPO 当日に50億米ドルの評価額となっており、2014年8月における前回の評価額から30億米ドルの増加となっている。

Jet.com は数週間にわたる買収の噂の後、Walmart に30億米ドルで買収された。Jet.com の CEO である Marc Lore 氏はその地位に残り、Walmart のアメリカでの e コマース事業に注力する。Jet.com の技術により Walmartでは、(e コマースの)注文をリアルタイムで処理し、適切なベンダーに割り振ってコストを低く抑え、また大規模発注による値引きを実現する。

中国の Android アプリストアである Wandoujia は Alibaba(阿里巴巴)に買収され、同社のモバイルビジネスを手がけることとなった。Wandoujia は一時10億米ドルの価値をつけていたが、Huawei(華為) や Xiaomi(小米)といったスマートフォンメーカーが自社のアプリストアをオープンして激しい競争で苦しんだ後、たった2億米ドルで買収されることになった。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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インドのメッセージアプリ巨人「Hike」が、Tencent(騰訊)やFoxconn(鴻海/富士康)らから1億7,500万ドルを調達

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Facebook 傘下の WhatsApp はまもなく、インド国内で地元発のチャットアプリ「Hike Messenger」と熾烈な争いになるとわかるかもしれない。創業から4年目となる Hike は、中国のネット巨人 Tencent(騰訊)と Foxconn(鴻海/富士康)から1億7,500万ドルを調達した。 今回の調達は Hike にとって4度目の VC ラウンドで、これまでで最大規模。これまでの…

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Hike の CEO Kavin Bharti Mittal 氏
Photo credit: Hike.

Facebook 傘下の WhatsApp はまもなく、インド国内で地元発のチャットアプリ「Hike Messenger」と熾烈な争いになるとわかるかもしれない。創業から4年目となる Hike は、中国のネット巨人 Tencent(騰訊)と Foxconn(鴻海/富士康)から1億7,500万ドルを調達した。

今回の調達は Hike にとって4度目の VC ラウンドで、これまでで最大規模。これまでの累積調達金額は2.5億ドルを超えている。既存投資家である Tiger Global、Bharti、ソフトバンクグループも、このラウンドに参加した。

調達額はともかくとして、今回の調達は WeChat(微信)でメッセンジャー分野で先行する Tencent を投資家に迎えたことが重要だ。Hike は、この分野における、国際標準の専門知識やイノベーションを取り込めるからだ。

ユーザが1億人超(このうち、何人がアクティブユーザかを Hike は明らかにしていない)であることを考慮に入れると、バリュエーションはユーザ一人あたり14ドル(約1,000インドルピー)ということになる。Hike の創業者兼 CEO である Kavin Bharti Mittal 氏は、同社が黒字化するまでにまだ2年ほどかかるが、同社が売上を立て始めるときには、そのバリュエーションに見合った価値のマネタイズに自信がある、と語った。

期待される新機能

Kavin は次のように語った。

Tencent と Foxconn は両社共に、説明の必要がないほどの軌跡を持つ会社だ。彼らからの投資は、彼らの専門知識が Hike にもたらされることを意味する。特に、資金が枯渇している今日の市場において、今回の調達は非常に大きなものと言える。

我々は、そのバリュエーションを正当化するために調達した資金を使うつもりだ。サービス、人、オフィススペースのほか、機械学習、コンピュータビジョン、拡張現実や仮想現実機能といった長期間投資が必要なものに使う。

彼の発言は、Hike がメッセンジャーにユーザを夢中にさせ、現実と代わりとなるようなビデオや写真を、見たりシェアしたりできるようにすることを示唆している。

Kavin は Tech in Asia の取材に対し、Hike Messenger でメッセージに香りをつけたりできるような、スマートフォンの特殊なセンサーを使った機能を開発中であると語った。位置情報に基づいたブランドチャンネルも、Hike が取り組んでいるもう一つの機能だ。WeChat と技術的なノウハウを共有することで、友人同士で現金をやりとりできる WeChat のモバイルウォレット機能も、Hike のプラットフォームに組み入れられるかもしれない。

WhatsApp、LINE、Viber などと差別化するため、Hike Messenger が最近リリースしたソーシャルゲーム機能では、26日間で1億回のゲームプレイを記録した。また、Hike では1万種類ものローカライズされたステッカーのほか、15〜24歳のテクノロジーに精通した消費者層をターゲットとすべく、さまざまなテーマや多言語インタフェースを提供している。

一方 WhatsApp は、そのテキスト機能は基本的な形を留め、ブランドとのタイアップからも距離を置いてきた。WhatsApp は電話機能をリリースしているが、Snapchat や Hike などの競合は、若者に人気を得た風変わりな機能やステッカーで、市場を開拓してきた。

買収の可能性

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Hike の CEO Kavin Bharti Mittal 氏
Photo credit: Hike.

WhatsApp は、依然インドで市場を支配するメッセージアプリだが、設立から4年経つ Hike は WhatsApp に追いつこうとしている。

そのサービス上で、独立して機能する複数のサービスやアプリの提供に注力している WeChat と同じく、Hike のユーザは同じことを Hiker Messenger 上で行うことができる。

Hike は、メッセンジャーと連携可能な短文のニュースブレティン、ゲーム、クーポン、乗り合いアプリなどのミニサービスも提供している。これらの連携サービス、無料 SMS、詮索好きな知り合いからチャットを隠せる機能で、Hike は Facebook 傘下の WhatsApp から差別化している。

Kavin は今後、Hike がテクノロジー業界で他社の買収をすることになるだろうが、それまでには少し時間がかかるだろうと語った。2016年1月、Hike はユーザ数が1億人に達したことを発表した。ユーザの 95% はインド在住で、90% は30歳未満だ。同社によれば、Hike のユーザは月平均で400億件以上のメッセージをやりとりしていて、週に120分間をこのアプリの利用に費やしているとのことだ。

Tencent の関与により、Hike Messenger は、スリランカやバングラデシュなどの新市場への拡大を見出そうとしている。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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ソフトバンクの合弁会社、インドのメッセージングHikeに1400万ドル出資【ピックアップ】

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【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします Indian Mobile Messaging App Hike Raises $14M In New Funding From BSB 4億ユーザー突破だの、月間アクティブが3億5000万人だの、もう大方勝負は決まってしまったように思えるチャットアプリ戦争ですが、いやいや、まだ戦国時代は続くようです。H…

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【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします

Indian Mobile Messaging App Hike Raises $14M In New Funding From BSB

4億ユーザー突破だの、月間アクティブが3億5000万人だの、もう大方勝負は決まってしまったように思えるチャットアプリ戦争ですが、いやいや、まだ戦国時代は続くようです。Hikeは人口世界2位のインドでユーザーを伸ばすチャットアプリですが、こちらが1400万ドル(約14億円)を調達しました。

興味深かったのが調達先でBSBという会社なのですが、こちらはHikeの創業者の関連会社でもあるBharti Enterprisesとソフトバンクのジョイントベンチャーなんだとか。ソフトバンクは国内スタートアップ投資のシーンにはほとんど姿を見せませんが、東南アジア方面ではちょくちょく、それも大きめの案件で突然やってくることが多いです。

Google翻訳でざっくり読む

via TechCrunch

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インドのHikeが国際化、Android、iPhone、Windows Phoneでメッセージ送受信が可能に

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【翻訳 by Conyac】【原文】 私達が9月に紹介したインドのメッセージアプリHikeは、海外へ進出するという約束を果たした。Hikeアプリは、一層アクセスしやすくするために、元のAndroid版にiPhone用、Windows Phone用の新アプリを加えて世界への扉を開く。 海外進出というのはただ単にスイッチを切り替えるような生半可なことではなかった。Hikeを主導するインキュベータBha…

【翻訳 by Conyac】【原文】

私達が9月に紹介したインドのメッセージアプリHikeは、海外へ進出するという約束を果たした。Hikeアプリは、一層アクセスしやすくするために、元のAndroid版にiPhone用、Windows Phone用の新アプリを加えて世界への扉を開く。

海外進出というのはただ単にスイッチを切り替えるような生半可なことではなかった。Hikeを主導するインキュベータBharti Softbank (BSB)のKavin Bharti Mittal氏は、「弊社の『20日間世界一周の』一環として、毎日5ヶ国でアプリの本格展開を始めています。」と述べた。そして今日そのプロセスが完了した。

同氏によると、BBM、Whatsapp、Line、WeChatなど様々なライバルを持つこのアプリは当初非常に人気が高いせいでサーバーに負担がかかり過ぎたため、段階的にローンチする方が理に適っていたという。この説明で、ローンチがいささか遅れたのも納得できる。

同種のソーシャルメッセージアプリの中で、Hikeのユニークな機能のひとつは、SMSもサポートしていることだ。それにより海外のユーザはHike2SMSが使え、インドのユーザはSMS2Hikeを使うことができる。

Kavin氏は、フィーチャーフォンの人気が高いインドでは利用の約半分はSMS経由だが、国際的には、一般にWifiやモバイルデータプランに接続している間にメッセージの送受信を行う場合が圧倒的に多いと述べている。

もちろん、より多くの市場に進出すれば多くの様々な要望をもつユーザーたちと出会うことになる。Hikeはきわめてミニマル主義だが、ビデオメッセージやテーマステッカー・顔文字パックのようなLine、WeChatで慣れている機能を求めるユーザに出会うかもしれない。

Hikeは新たな機能を追加するだろうとKavin氏は述べているが、詳細については口を閉ざしたままだ。同氏は次のように述べている。

「2013年には多くの新機能が追加されます。Hikeは第1四半期には非常に違ったものになるでしょう。『過ぎたるは及ばざるがごとし』という弊社の哲学の上に立脚して、常にユーザ体験を最重要視します。それはマネタイズするためにHikeに広告を載せないのかという常に受ける質問の答えでもあります。広告は載せません。ユーザ体験が悪くなると感じています。」

ということで、少なくとも広告は載せないようだ。世界中のGoogle Playのユーザのレビューでほとんど5つ星がついたAndoroid版Hikeの高い評価から考えれば、新たなオーディエンスと共にHikeは順調なスタートを切っていると言えるだろう。

【viaTech in Asia】 @TechinAsia

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