インドのHikeが国際化、Android、iPhone、Windows Phoneでメッセージ送受信が可能に

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【翻訳 by Conyac】【原文】

私達が9月に紹介したインドのメッセージアプリHikeは、海外へ進出するという約束を果たした。Hikeアプリは、一層アクセスしやすくするために、元のAndroid版にiPhone用、Windows Phone用の新アプリを加えて世界への扉を開く。

海外進出というのはただ単にスイッチを切り替えるような生半可なことではなかった。Hikeを主導するインキュベータBharti Softbank (BSB)のKavin Bharti Mittal氏は、「弊社の『20日間世界一周の』一環として、毎日5ヶ国でアプリの本格展開を始めています。」と述べた。そして今日そのプロセスが完了した。

同氏によると、BBM、Whatsapp、Line、WeChatなど様々なライバルを持つこのアプリは当初非常に人気が高いせいでサーバーに負担がかかり過ぎたため、段階的にローンチする方が理に適っていたという。この説明で、ローンチがいささか遅れたのも納得できる。

同種のソーシャルメッセージアプリの中で、Hikeのユニークな機能のひとつは、SMSもサポートしていることだ。それにより海外のユーザはHike2SMSが使え、インドのユーザはSMS2Hikeを使うことができる。

Kavin氏は、フィーチャーフォンの人気が高いインドでは利用の約半分はSMS経由だが、国際的には、一般にWifiやモバイルデータプランに接続している間にメッセージの送受信を行う場合が圧倒的に多いと述べている。

もちろん、より多くの市場に進出すれば多くの様々な要望をもつユーザーたちと出会うことになる。Hikeはきわめてミニマル主義だが、ビデオメッセージやテーマステッカー・顔文字パックのようなLine、WeChatで慣れている機能を求めるユーザに出会うかもしれない。

Hikeは新たな機能を追加するだろうとKavin氏は述べているが、詳細については口を閉ざしたままだ。同氏は次のように述べている。

「2013年には多くの新機能が追加されます。Hikeは第1四半期には非常に違ったものになるでしょう。『過ぎたるは及ばざるがごとし』という弊社の哲学の上に立脚して、常にユーザ体験を最重要視します。それはマネタイズするためにHikeに広告を載せないのかという常に受ける質問の答えでもあります。広告は載せません。ユーザ体験が悪くなると感じています。」

ということで、少なくとも広告は載せないようだ。世界中のGoogle Playのユーザのレビューでほとんど5つ星がついたAndoroid版Hikeの高い評価から考えれば、新たなオーディエンスと共にHikeは順調なスタートを切っていると言えるだろう。

【viaTech in Asia】 @TechinAsia

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