Sina(新浪)は同社の企業向けWeiboアカウントに関して大げさに言い立てているが、Sina Weibo(新浪微博)で自分専用の特別なプラットフォームを手に入れられるのは営利目的の事業だけではない。Sinaは、公益と慈善団体向けのプラットフォームであるGongyi(「公益」という意味)も運営している。このプラットフォームが点検整備され更新されたところなので、良い機会だからレビューをしてみようと思う。
一般ユーザの立場から見ると、このインターフェースは本当に直観的だ。ホームページの上部にある大きなボタンによって、お金や品物の寄付、組織支援のためのボランティア、チャリティオークションへの参加、一層の関心と寄付者を期待するNGOや他の非営利団体からのメッセージの単なるリツイートにしろ、自分のしたいことが簡単にできるようになっている。
すでに数多くの団体が登録しており、貧しい子供たちの支援やトラの餌やり、可愛い仔犬のレスキューなど、おそらく何か目を引くものをGongyiで見つけることができるだろう。
単にお金を寄付する以外に数多くのオプションがユーザに与えられているところが素晴らしい。メッセージのリツイートがどれほど有益なものか分からないが、何もしないよりはましだし、ユーザが自分の時間を慈善団体に提供することができるのもまた優れたオプションである。
またこのサイトでは一種の気前の良さを示すリーダーボードを使って、寛大さを奨励している。エンジェル投資家のXue Manzi氏(薛蛮子、Charles Xueとしても知られている。読者は私たちのGMICの記事で目にしたかもしれない)は現在2位にランクインしている。寛大な億万長者をチャリティーの外に追いやるのは不可能のように見えるが、Gongyiは寄付金以外の色々な事に対してポイントを提供していることをお忘れなく。
NGOの視点からも、かなりスムーズな使い心地である。登録プロセスは比較的シンプルであるが、今のところ登録できるのは認証済みユーザ(名前の次にVの文字が付く)のみである。いつもなら私はこの種の制限は好まないのだが、この場合は非常に納得がいく。Sinaが団体の身元を確認し、ユーザが献金詐欺に巻き込まれないようにすることができるからだ。
登録できる正当なNGO団体に対しては、Sinaは、金銭的寄付からチャリティーオークションまでユーザが利用できるものと同じオプションを提供しているので、非営利団体は自分たちに適した種類のキャンペーンを選択することができる。
すべてにおいて、この新しいGongyi Weiboプラットフォームには大いに感心した。Sinaがもっとこういう事を促進してくれたらいいのに、と思う。企業向けWeiboは大金をもたらすかもしれないが、社会の利益のためにWeiboが提供できるものは何であるのかを人々に示すことができるのは、Gongyiのようなプラットフォームである。
BRIDGE Members
BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。- 会員限定記事・毎月3本
- コミュニティDiscord招待