次の水曜日（25日）に開催される Startup Dating Salon には、e27 がやって来てくれることは既報の通りだが、あわせて、この機会にシンガポールの GameMaki が来てくれることになったので、紹介させてほしい。サンフランシスコからシンガポールへのトランジットに際し、Startup Dating Salon に立ち寄ってくれる。

【原文】

(c)copyright by e27. All rights reserved.

アップデイト：この投稿が公開された後、Gametize から連絡があった。Gametize は現在、米国市場への拡大を計画中とのことだ。新しいオフィスはサンフランシスコに設置される予定だ。

Echelon 2011 の卒業生 Gametize は最近、シンガポール初起業家のためのリアリティ番組「Angel’s Gate」に出演し、株式25パーセントに対して20万シンガポールドル（約1,300万円）のディールを取り付けた。e27 はGametize の共同創業者 Brenda に将来のプランについて聞いてみた。

Echelon 2011 以降の足取り

2011年は、Gametize にとって浮き沈みの激しいエキサイティングな年だった。多くの興味深い人々と会うことができ、彼らから得たフィードバックをもとに我々が提供するプロダクト GameMaki を調整していた。

しかし、Gametize は財政困難な状況になり、2011年初頭の予定されていた出資が取り消されたとき、業務停止に追い込まれた。もちろん、それは GameMaki の開発にも影響を及ぼしたが、Brenda が困難な時期にチームは一致団結して残ってくれたと述べた。

2011年の終わり、状況は快方に向かいつつあった。起業家のためのリアリティ番組「Angel’s Gate」（訳注：シンガポール版「マネーの虎」。Channel News Asia で放映中。下のビデオを参照。）への出演に加え、12月には外部プロジェクトや投資から資金調達の見通しがついたのだ。GameMaki の開発はフルスピードに戻った。iOS のパブリックベータ版も11月にリリースした。1週間前、DEMO Asia では、GameMaki のオフィシャル・ローンチで「自分で作れるゲーミフィケーション・キャンペーン作成モジュール」を発表した。

Socialco から Gemetize に社名を変更

彼らは、自らをゲーミフィケーションの提唱者で実務家だと名乗り、社名の Socialco を Gametize に変更した。過去約3年にわたり、Gametize はゲーム・エレメントと連携したソーシャルアプリを開発してきており、楽しいチャレンジを共有し発見するソーシャル・アプリ GameMaki を開発したとき、より真面目にゲーミフィケーションの概念を考えるようになった。GameMaki の開発を通して、ゲーミフィケーションの可能性と、ゲーミフィケーションが人々の行動に作用しうることに、以前に増して確信が持てるようになった。

社名を変更したことで、Gametize はアジアでゲーミフィケーションを推敲するリーダー的立場を確立した。GameMaki の開発に加え、現在では、ゲーミフィケーションのコンサルティング・サービスや、ブランドや小売業者へのゲーミフィケーション・キャンペーンを提供している。

Echelon 2011 で最もよかったこと、GameMaki にとってよかったこと

Echelon 2011 では、パイロット運用として、イベント会場の複数の異なるブースでゲーミフィケーション・キャンペーンを展開し、うまく機能するものとそうでないものがわかった。そこで得られたフィードバックや観察から、Gametize は将来計画を改善し、最適化し、プロダクトを改善する手法を学んでいる。これは、会社がよくなっていく上での学習プロセスだ、と Brenda は述べた。

Gametize の将来計画

Gametize は、数ヶ月のうちに利用可能なプラットフォームを拡大する見込みで、まずは Android から始まる予定だ。加えて、既存の iOS アプリは、ゲーム体験が次なるレベルへと向上する予定だ。ユーザは、身の回りで、より自分にあった、楽しいチャレンジやゲームを見つけられるようになるだろう。

プロダクトを改善する上で、Gametize は小売業者が自分たちのチャレンジやゲームを載せられるような、カスタマイズ可能な無印のモバイルアプリを開発するなど、提携関係にあるブランドや小売業者により付加価値の高いサービスを提供できるよう模索している。

【via e27】 @e27sg