【追記あり】エニグモが「4meee!」運営会社を総額6億円で買収へーーロケットベンチャー創業から約14カ月

by Takeshi Hirano Takeshi Hirano on 2015.2.10

ロケットベンチャー代表取締役 龍川誠氏

女子向けのキュレーションメディア「4meee!」を運営するロケットベンチャーは2月10日、輸入通販のBUYMAによる子会社化を発表する。日経が伝えるところによると、エニグモがロケットベンチャーおよび既存株主から総額6億円で全株式を取得する模様だ。

ロケットベンチャーの創業は2013年12月。2014年6月に女子向けのキュレーションメディア4meee!を立ち上げてから約8カ月、会社創業から約14カ月の出来事となる。ロケットベンチャー代表取締役の龍川誠氏は85年生まれの29歳。

同社は立ち上げ期にMOVIDA JAPANのシードアクセラレーションプログラムに参加しており、2014年8月にはグローバル・ブレイン及びフューチャーインベストメントなどを引受先とする第三者割当増資で5000万円の資金調達を実施している。

編集部+130人のコミュニティが作る4meee!

本誌でも度々彼らの成長については取り上げており、特にここ半年で月間ユニークユーザーは200万人、ページビューは2500万PVに到達しているという記事を書いたばかりだった。

なお、実は最近、龍川と近況の情報交換をしていたのだが、既にページビュー規模は3000万PVに拡大していた。印象としては順調に階段を上がっており、この先もしばらく上昇は止まらなさそうだった。

今回の買収は報道にもある通り、主にBUYMAのEC導線としての役割が強い。先日の取材で4meee!のビジネスが独自のアドネットワークになること、またそれに関する開発を続けていることをお伝えしたが、そのコンバージョン先が関連企業のECであれば当然シナジーは高い。さらに龍川氏は元々中華圏のEC事業に詳しく、コマース事業のアジア圏拡大が狙いにあると予想される。

この辺りの詳しい話については現在龍川氏にコメントを求めているので、届き次第追記したいと思う。

2月10日午前10時追記:まずエニグモから適時開示があったので要点箇所を追記しておく。その他の情報はこちら(PDF)をご確認いただきたい。また、これに合わせてタイトルに「総額」を追記した。

株式取得についてはまずエニグモが増資後発行株式総数に対して81.9%となる株式を約5億円で取得する。また、残り18.1%となる株式については、ロケットベンチャーがエニグモを引受先とする第三者割当増資を実施し、約1億円を調達することにしている。

その他、かかる経費などを合わせてエニグモのロケットベンチャー買収にかかる金額は総額で約6億円ということになる。株式譲渡契約の締結完了および第三者割当の払込期日は共に2月13日を予定している。なお、ロケットベンチャーの平成26年11月期の売上高は776万円で、当期純損益は2790万円の赤字。

2月10日午前12時追記:龍川氏からコメントが届いたのでそのまま掲載する。

エニグモ社とは事業ビジョンが近い点はもちろん、女子の心を惹きつけてやまないBUYMAのブランド力、そして4meee!(フォーミー)及び4yuuu!(フォーユー)の海外展開に強いシナジーがあると考えております。僕らが今後進める越境間でのEコマース領域において、エニグモ社が最も親和性が高く心強いパートナーだと確信しています。

僕らがこれから挑戦することは、ちょうどBUYMAのコンセプトをそのまま海外に向けて踏襲した形です。

BUYMAが「世界の商品を日本へ」という方向性なのに対し、僕らのやりたい越境ECは「日本の商品を世界へ」販売する形。特に円安傾向な今だからこそ、今後ますます越境EC市場は盛り上がるはずです。また、中華圏を中心とするアジア市場では、4meee!(フォーミー)がターゲットとする赤文字系ファッションへのニーズが強く、日本の雑誌がそのまま書店に並ぶほどの人気ぶりです。

特に、雑誌・美容・ファッション分野の購買力が高く、2012年から2013年の1年で4倍以上に急成長している市場で、非常に大きな可能性を秘めていると感じております。そして、BUYMAは女子の購買ニーズを満たす画期的なサービスであると同時に、今後、人々の働き方を根本から変えるほどの大きなインパクトをもつ革命的なプラットフォームだと思っております。

何より須田社長が非常に情熱的な方で、とても尊敬し共感できた点が今回の売却を決定付ける大きな要因になりました。

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