試験的な取り組みを経て、小売業界に本格的に導入され始めた「beacon」。室内地図を補完したり、決済サービスをサポートしたり、様々な活用方法が見られます。iPhoneとAndroidのスマホに対応した安価なテクノロジーに期待が集まります。
BIの調査レポートによると、Beaconと連携した売上げは急速に上昇することが見込まれています。特に影響が大きいと言われるのがクーポンにおける活用。beaconをトリガーとしたメッセージが、本年度の米国における小売り売上げの41億ドルに影響を与えることが予測されるとのこと。この数値は、翌年2016年には10倍に伸びるとも。
米国のロサンゼルスやシカゴなどを中心に、とあるソーセージをプロモーションするために実施されたBeacon活用のキャンペーンでは、消費者の購入動機が20%向上、ブランド認知度が36%高まったというケーススタディも登場しています。
今年の4月に取材をしたアパレルショップの試着室で使える「Wauw」などもBeaconを活用して展開される予定です。関連アプリのダウンロードは必要にはなるものの、今後、Beaconの力でO2Oがどれだけ本格化するのか注目です。
via. Business Insider
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