オンデマンドハイヤーの成長市場であるインドを勝ち取るためのUberの大きな挑戦

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<ピックアップ>Uber’s Biggest India Challenge Is Itself 

インドのTataが、Uberに1億ドルを出資した、という報道がされています。その背景には、インドにおけるUberの苦戦があるようです。

2013年にインドに進出してきたUberですが、地元のOlaがすでに2011年から配車サービスを展開していました。Uberは、インドでの一日あたりの乗車回数を100万回と目標にしていましたが、現時点で1日あたりの乗車回数は約20万回程度。2016年には100万回に達成すると見越しています。対して、Olaは現時点で約75万回を越えており、8月には100万回を達成するのでは、としています。

インドを含む世界各地で展開しているUberにとって、インドは国の人口や今後の成長地域としての可能性など、さまざまな点において重要な拠点とみています。例えば今後インドでは2017年までにスマートフォン利用者数がさらに増加し、米国を抜いて世界でも二番目に大きいモバイル大国になるという調査報告もでているほどです。

また、オンデマンド・ハイヤーのビジネスにおいては、人口数が多い中国とインドが二大成長市場であり、Uberはこのマーケットでどこまで影響力を拡大できるかが鍵となっています。だからこそ、現状の競合に差をつけられている現状にどうにか打開策を打ちたいと考えています。今回の資金調達も、さらなるインドでのサービス展開を見せていくための資金源とするとされています。

via Re/code

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