東南アジアの配車アプリ「Grab」が、ソフトバンクのリードで7.5億ドルを調達——時価総額は30億ドルを超え、東南アジアで2番目の規模のテック企業に

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東南アジアでトップに君臨する配車アプリ「Grab」は、7.5億ドルを資金調達したことを本日(9月20日)のプレスリリースで発表した。この投資ラウンドはソフトバンクがリードし超過応札となった。

今回の投資を受けて、同社の調達総額は10億ドルに達する。今回の調達には時間を要したが、Bloomberg が報じたところでは、ソフトバンクと中国の配車アプリ「Didi Chuxing(滴滴出行)」から資金の調達をしていたとされる。

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情報筋は TechCrunch に対し、このラウンドで Grab の評価額は23億ドルを上回ることになると語っているが、本件に詳しい別の情報筋は Tech in Asia に対し、現在の評価額が30億ドルを上回っていると語った。

バリュエーションで言えば、東南アジアで2番目に大きいテック企業の誕生である。(1位の)Garena の評価額は37.5億ドルに達していると報道されている。

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Grab は2015年第3四半期に1億1,100万ドルを費やしており、同年の純収益は3,100万ドルに達したとみられている。Grab は乗用車、モーターバイク、タクシー配車サービスを6カ国31都市で提供している。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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