人工知能による会話型教育が浸透するかーー2017年、AIは教育業界をどう変えるか?

VentureBeat ゲストライター by VentureBeat ゲストライター on 2017.2.6

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著者は人工知能を教育分野に提供するCogniiのCEO、Dee Kanejiya氏である。

上: HPのSprout Pro は教育業界と法人をターゲットにしている。
Image Credit: HP

(本記事は抄訳でお届けしています。全文はこちらから。)

教育業界のプレイヤーは主に3つだ。コンテンツ、プラットフォーム、評価プロバイダーだ。それぞれが今、過渡期にある。

コンテンツパブリッシャーは印刷からデジタルへの移行、そして教育目的のオープンリソースへのコンテンツ提供における挑戦に立ち向かっている。学習プラットフォームは、適用方法、パーソナライゼーション、分析という部分での差別化を模索している。そして、評価プロバイダーは、業界が選択式のテストからより工夫された質問形式のテストに移行しつつある中で、教育の変革において重要な役割を引き続き担うだろう。

人工知能はいかに役に立つか

テクノロジーの活用において、教育は他の業界に比べると「途上国」だった。だが、これは利点でもある。他の業界が経験してきた従来のインフラの設置を経る必要がなく、直接モバイルスマートフォンのテクノロジーを活用することで一気に成長することが可能だからだ。

予算が減り、一クラスあたりのサイズが増す中で、教育システムの生産性と効率性を高めるためにテクノロジーの進化を活用することは必須である。特にAIは、教育の質を高め、より手頃な価格で提供できるようにする上で重要な役割を担う。

2017年、教育において人工知能がどのように活用されるか。以下のようなことが考えられるだろう。

  • 学生が書いた答えをAIが採点する。
  • 学生の質問をボットが回答する。
  • バーチャルパーソナルアシスタントが学生を指導する。
  • バーチャルリアリティとコンピュータビジョンが、没入感のある体験型学習に利用される。
  • 深い学習分析が伴った、シミュレーションとゲーミフィケーション。

たとえば、教育の重要な部分を担う採点(評価)における問題を見てみよう。認知心理学は、学習を評価する最高の方法は自由な回答が可能な質問をすることで、学生が自分自身の言葉で説明できるようにすることだとしている。だが、時間とコストの問題でそれは非常に限られているため、100年前から存在する複数選択式の問題が、主要な評価の形となっている。

学生の自由回答の評価は、自然言語処理の問題だ。同様に、AIを学生の回答を信頼できる形で分析・採点するように訓練することが可能で、人間と同じくらいの正確性で、さらに人間が採点するよりもずっと低いコストで実行することが可能だ。

教育用のボットもオンライン学習の拡大において重要な役割を担うだろう。私たちのAIは質問を投げかけると、学生が自然言語で答え、そしてAIがその回答を評価して即座にフィードバックを返すことができる。

2017年、AIが中心になるにつれて、会話型の教育は重要な活用方法となるだろう。会話型コマースよりもさらに大きな影響を与える可能性があるものなのだ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

VentureBeat ゲストライター

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VentureBeat へのゲスト寄稿の翻訳です。

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