シンガポールのブロックチェーンスタートアップBluzelle、ICOで1,950万米ドル相当を調達——dApp(非中央集権型アプリ)用DBを開発

by e27 e27 on 2018.1.27

Bluzelle-_blockchain_startup
Bluzelle CTO Neeraj Murarka 氏 と CEO Pavel Bains 氏
Image Credit: Bluzelle

およそ半年前にシリーズ A ラウンドで150万米ドルを調達したシンガポール拠点のブロックチェーンスタートアップ Bluzelle が、新たに1,950万米ドルもの金額を確保した。しかも今回は ICO(イニシャル・コイン・オファリング)での調達だ。

ICO とは、企業が仮想通貨を発行して資金を調達する手段である。こうした企業が仮想コインを投資家向けに発行すると、買い手は法定通貨のほか、イーサやビットコインなど他の仮想コインで支払いをする。うまくいけば、その企業の仮想コインの価値が上がり高額なものとなる。

Bluzelle は5億のトークンを生成したが、その33%にあたる1億6,500万トークンを売りに出した。投資に参加した VC は Kenetic Capital、Hashed、Kryptonite 1、8 Decimal Capital などだ。

販売後3日までに、約1億6,300万のトークンが販売された。残りのトークンは5秒で完売したと、公式の報道発表が伝えている。

CEO の Pavel Bains 氏は次のように述べた。

私たちは何年にもわたりこの技術に関わっていますが、協業している企業の CEO や CTO の皆さんは、この製品、技術、未来について私たちと同じくらい情熱を持っています。今回の資金調達により、当社の分散型データベースを多くの人に届けられるようになります。

2014年に設立された同社の始まりは、AIA、Maybank、Temenos といった金融機関に決済システムを提供する業務だった。いまでは、OCBC や HSBC など著名な顧客が加わっている。

2016年には、分散型データベースサービスの開発を始めた。ブロックチェーン技術を活用することで、データベースに保管されたデータは変更ができなくなる。チェーンの中で暗号化されたブロックの中に保管されるためであり、これは改ざんができないものだ。

ブロックチェーン技術でよく言われる問題の一つに、クエリーの処理が遅いというものがある。そのため、ブロックチェーン上でアプリやサービスをスケールするのが困難になる。同社によると、分散型データストレージやマネジメントはこの問題を解決するために Swarm(分散型コンテンツおよびストレージサービス)などの技術を使用しているという。それによりクエリーの迅速な処理が可能となる。

【via e27】 @E27co

【原文】