イスラエル発Kasko2Go、ブロックチェーンを使って自動車保険詐欺を予測するシステムを開発

by Stewart Rogers Stewart Rogers on 2018.3.5

保険業界はブロックチェーン技術によって、ほぼ毎週のペースで新しいことが起きている業界の一つだ。

最新の参入者は Kasko2Goだ。ブロックチェーン技術をベースにした自動車保険スタートアップの同社は、ユニークな仕掛けを使っている。軍隊レベルの詐欺対抗技術を使って、保険業界の既存の詐欺検知をはるかに上回るレベルを提供できると同社はいう。

CEOのGenaldi Man氏はこのように話す。

「私たちの詐欺対抗システムは、Kasko2Goの子会社のClick-Insによって設計された Getmelnsというプラットフォームをベースにしています。私たちは、保険詐欺を動的な標的として解決します。動的な標的に対処するには、常に数歩先にいなければなりません。ただ反応するのではなく、それを予測できるようにするのです」

一体どのような仕組みなのだろうか? このソリューションは、保険の申請処理に使われた自動車上の特色のデジタルデータを作成する。

「Getmelnsの技術は、損傷があった部分の一部もしくはセットの画像をベースにして、ユニークなデジタルシグニチャーを作成します。犯罪学で使われる指紋技術と似ているものです。このシグニチャーは、基本情報と参照されます。過去の事故の写真や、同じ事故に関するサードパーティーの写真といったものです。保険提供者は、その損傷がすでに過去にあったもの、申請されたものかどうか、もしくは新しいものなのかを知ることができます」

これは一大事だ。というのも、推測値には幅があるものの、保険詐欺対抗連合の試算によれば、毎年米国では800億ドル相当の不正な申請があるという。

Man氏はいう。

「私たちのこの技術が保険に適用されれば、事故があった部分の人的操作は大幅に、もしくは完全になくすことができると信じています。申請処理手続きを自動化し、不正申請を削減できれば、保険会社はコストを大きく削減できるようになります」

このシステムは、ある自動車のデジタルの特色を検討するだけでなく、複数のデータソースを使って事前に不正を検知するともいう。

「顧客について理解するために、プラットフォームは複数のデータソースを使って融合データを作ります。オープンソース、保険業界における顧客の履歴などといったデータソースです。私たちは保険会社に、顧客の不正行為可能性スコア(PFES)を提供します」

ブロックチェーンが、このシステムでどのように使われているのだろうか?

「ブロックチェーンは、不正や二重申請によって生じる損失を減らすことを可能にする、保険業界全体で適した証明サービスです。取引は迅速かつ安くなります。事故が起きてから支払いまでにかつて数週間要していたものが、数分で可能になります。

スマートコントラクトのおかげで、保険契約と処理の手続きに透明性が高まります。契約が結ばれたあとは、保険会社は条件を変更することは不可能になります。なので、保険の全サイクルの透明性が高まります。ブロックチェーンは、こうした機能をシンプルかつ効果的にすることができるのです」

Kasko2Goは、今月19日にプレICOイベントを開始し、4月2日には完全なICOを始める予定であるという。その後は、欧州の保険会社にサービス提供を始める予定だ。

(本記事は抄訳になります。)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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