中国初のブロックチェーン・ソーシャルネットワーク「ONO」が1600万ドル調達ーーコンテンツ所有権を約束するソリューションを開発へ

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ONOシリーズAのファイナンスセレモニー(Image Credit: ONO)

中国初となるブロックチェーンによる分散型ソーシャルネットワーク「ONO」が、Korea Investment Partners(KIP)、Purple Cow Fund、INBlockchain、China Growth Capital、Green Pine Capital Partners、Grand Shoresら投資家からシリーズAファイナンスで1600万ドルを調達した。同社はONOのソーシャルネットワーク・エコシステムを開発し、将来的な海外展開を進めるために使われる。

「ONOユーザーには圧倒され、そしてそのサポートには大いに感謝しています。私たちは民主的な分散型ソーシャルネットワークの時代がやってくるというビジョンを確信している」。

ーーそう語るのは4月に同社を設立したONOの創業者であるCEOであるXu Ke氏だ。

ONOを創業する前、Xu氏はブロックチェーンゲームCryptoKittiesの中国語版「CryptoDogs」を立ち上げている。彼の実績であるソーシャルメディアアプリ「ERA」は昨年、Cheetah Mobileに3000万ドルで買収されている。

続きを読む:ONOは中国初となるブロックチェーンベースのソーシャルネットワークを構築している(原文)

同社は4月にONO dapp(分散型アプリケーション)のベータ版を提供開始し、今月下旬にインターナショナル版をリリースする予定だ。ONOは最近、EOSブロックプロデューサーキャンペーンへの参加を明らかにしている。

ソーシャルネットワークのエコシステムは、主要プレーヤーたちのプライバシー論争の中で、それ自体を再定義する動きがでている。新世代のソーシャルメディアプラットフォームは、いわゆるソーシャルネットワーキングに透明性をもたらすために、分散型インフラストラクチャ上に構築されることが増えている。こういった新世代のソーシャルプラットフォームでの構築に並行して、ONOはブロックチェーン技術を活用したユーザーデータとコンテンツの所有権を約束するソリューションを開発しているということだ。

INBlockchainのパートナーであり、中国ビットコイン界の大物と呼ばれるXiaolai Li氏は今回の出資にあたり「ONOのビジョンは、新世代のソーシャルネットワーキングそのものです。彼らをサポートできることを嬉しく思います」とコメントしていた。

【原文】

【via Technode】

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