コワーキングスペースのWeWork、日本で政府関連の活動をテコに順調に展開を進める【ゲスト寄稿】

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本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する “Tex” Pomeroy 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら


WeWork 新橋ロケーション
Image credit: “Tex” Pomeroy

今年、日本に市場参入したニューヨーク生まれの世界的コワーキングスペース企業 WeWork。政府関連の活動を十分に活用したことから、東京にはすでに4箇所を展開している。事業を拡大すべく需要増を狙う不動産会社は日本にも多く存在するが、これまでハイエンド層をターゲットにしてきた外資系のスペース企業は苦戦を強いられている。

最近、WeWork の六本木アークヒルズサウスにある拠点を東京都知事が訪れ、海外からの投資について強調したのも一つの例だ。アークヒルズは、経済産業省の関係機関である JETRO(日本貿易振興機構)の拠点があることで知られる。アークヒルズの中には、海外直接投資のような活動を扱う Invest Tokyo Center も存在する。

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しかし、WeWork のロケーションは、都市中心部の丸の内やショッピングエリアの銀座に加え、日本赤十字日比谷ミッドタウンにも近い虎ノ門ヒルズなどの近くでも利用可能だ。新橋に近い WeWork ロケーションは、日本の政府組織が集まる虎ノ門や霞が関からも近く、外務省が支援する ASEAN センターのすぐ南に位置する WeWork ロケーションは現在、オーストラリア/ニュージーランド商工会議所が活動拠点としている。

Plug and Play がすでに外資系プレーヤーとしてサービスを展開する、東京のスタートアップハブ渋谷にも、WeWork はまもなくロケーションをオープンする予定だ。本稿執筆時点で完全には確認できていないが、ある海外のバッテリー技術を持つスタートアップは、カナダ大使館に容易にアクセスできる渋谷ロケーションに可能性を見出しているようだ。本件についての詳報は、ステルスモードを脱した後にお伝えできると思う。

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