ウォンテッド(Wantedly)ー信頼をベースにした日本のソーシャルリクルーティングサービスが公開

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

先日、東京のスタートアップのウォンテッドは、ソーシャルリクルーティングサービス「Wantedly」を公式にオープンした。元Facebook社員の仲暁子(なかあきこ)さんと、萩原学(はぎわらがく)さんによって開発された。未来の同僚の働きぶりを見ることで、会社は採用したい人材を見つけることができる。

このサービスとその背景について、創業者でありCEOの仲さんにインタビューすることができた。以下はインタビューの内容である。

ウォンテッドは当初、プロジェクトの仲間を集めるためのプラットフォームとして立ち上がった。そこから、いまのソーシャルリクルートプラットフォームへどうピボット(方向転換)したのか。

「最初このWebサイトを立ち上げたときには、どのくらいの人がこのサービスに興味を持ってくれるのかと、そのユーザ層に興味がありました。それをベータ版の試用段階で調べたかった。1万2千人のユーザーがいて、大部分の人は、25才から34才の起業家精神をもった人達だったのです。」

就職希望者が仕事を見つけ、雇用者が能力ある見込み社員を見つけ出せるWebサービスはたくさんある。なぜ新たにそういったサービスを立ち上げようと決めたのだろうか。

「Linkedinは、リクルート活動でよく引き合いに出されます。Linkedinはオンラインレジュメで、就職希望者が雇用者に対して自分をアピールでき、雇用者は能力ある見込み社員を見つけることができる。Webのジョブボードサイトも同じです。ただ、当社のクライア ントには、高い能力を持った就職希望者を見つけ出すために、職を探していない人や転職を考えていない人にもアプローチできるようにしています。」

「このサービスを利用することで、今までは見つけられることさえなかった仕事をたくさんの人が知ってくれると嬉しいです。このサービスを、Airbnbの仕事探しバージョンと呼ぼうかと思っています。ユーザーをクライアントに紹介することに特化するのではなく、ユーザーの興味を惹きつけるクライアントの求人情報のWeb版カタログになりたい。

Webサイトに掲載する企業は厳選しています。どこも私たちが信頼し、よく知っている企業です。お金をもたらすのではなく、クライアントの企業文化をユーザーに届けています。」

Wantedlyでは、Facebookのアカウント認証で利用できる。審査の上選ばれた企業は、自前でパワーランチの主催や仲間の招待、ハッカソン企画などを投稿できる。掲示されたタスクや投稿などに関心を持ったユーザーは、”参加ボタン”を押して意思表示することができる。

プロジェクトには、掲載企業のFacebookの友人にのみ公開されるものもある。これによって、プロジェクトの投稿の質を向上させ、ユーザーがより快適に過ごすための環境をつくっている。

このサービスを立ち上げる前、仲さんはゴールドマン・サックスとFacebook Japanで働いていたことがある。週末のサイドプロジェクトとして、Magajinというイラスト投稿サイトを作ったこともある。アプリ開発のために Heroku環境のRuby on Railsを習得した。

この会社についての(日本語の)素晴らしい記事を書いたTechCrunch JapanのRyuichi Nishida氏に感謝する。

【via Penn Olson】 @pennolson

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