街の情報をオンラインで提供する中国企業のDDMapは先日、巨額の資金調達を新たに行ったことを発表した。CEOのXu Longjiang氏は中国メディアに対し、アメリカに拠点をおくCID Capitalと、中国指向型のF&H Fund Managementらが率いる今回の資金調達でおよそ4,000万米ドルを獲得したと述べた。
DDMapの事業のほとんどは、同社のモバイルアプリDDCoupons、DDLife、さらに新しいDDCheckinsを通じて、街の情報を提供することだ。よって、今回調達した資金のほとんどはスマートフォンアプリの開発やDDLife事業、ディスカウント事業に投入されるとXuは言う。例えば、40を超える中国の街にある施設との提携を通じて、DDCouponsのユーザは20%引きの店内ディスカウントを即座に得ることができる。クーポン券などを印刷する手間はない。
上海に拠点をおくDDMap は2005年に事業を開始し、過去にはHTC (TPE:2498) から900万ドルの出資を受けており、それ以前にはMorningside GroupやKTB Venturesからも資金調達に成功している。
DDMapは、モバイルインターネット事業のほかにも、日替わりクーポンポータルやオンライン・マップ、地域のバス路線などを提供している。スタートアップのBudingのような地域情報サービスや、Dianpingなどの大手共同購入やレビューサイトなどと競合している。
DDMapのアプリの詳細は同社のホームページで。
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