シンガポールを拠点とするロイヤリティサービスGimmieは様々な投資家から63万9000シンガポールドル(52万米ドル)を集めたことを発表した。WaveMaker Labsがラウンドをリードし、Singapore National Research Foundationがこれと提携した。このラウンドで調達した資金は、Gimmieがアジアの他の地域へと規模を拡大するために用いられる。
GimmieのCEOであるDavid Ng氏は発表の中で、同社が最初に拡張を目指す地域はインドネシアだと述べた。インドネシアでの拡張を支援するのは、この調達ラウンドにも参加したジャカルタのIdeosourceだ。
私の知るところでは、Gimmieはモバイルパブリッシャーから利用されている他のロイヤリティプログラムとは異なり、報酬を受けるためにアプリから離れなくてもよい。その代わりユーザはゲームをした時間、新たなレベルへの到達、特定のコンテンツの購読等の基準に応じてポイントをもらうことができる。
WaveMakerのマネージングパートナーDebneel Mukherjee氏は、最近のアジア地域のモバイルブームについて、Gimmieのようなサービスプロバイダにとって同地域の市場は機が熟していることを説明した。
「今後数年間、モバイルインターネット普及率が飛躍的に進歩を遂げようとしているアジアにおいて、Gimmieは誰も手をつけていない機会を活用し、地域内でデジタルメディア事業向けにカスタマイズされたロイヤリティソリューションの大手となるための良いポジションにつけています。」
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