エネルギー系スタートアップgridComm、スマートグリッド増強に向けGet2Volumeらと資金ラウンドを締結

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【原文】

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Get2VolumeとシンガポールのNational Research Foundation(国立研究財団)が、スマートグリッドの事業を行うスタートアップgridCommが手掛ける、次世代のプロダクト開発に出資した。

今、グリーンエネルギーはホットな話題だ。温室効果ガスが上昇し、地球温暖化によって環境が脅かされているからだ。シンガポールのスタートアップgridCommは、送電網間のデータ通信システムの信頼性を向上させることで、より効率の高い送電に対する需要に応えようとしている。

gridCommとGet2Volumeは、効率のより高いスマートグリッド通信システムへのニーズに取り組むため、68万9000シンガポールドル(55万7000米ドル)の資金ラウンド発表した。「gridCommへの出資・育成を通じて、送電通信ソリューション事業に取り組めることを嬉しく思います。」とGet2Volume社CEOのMike Holt氏は語った。

gridCommは最近、送電通信モジュールGC9100とDINレールモデムGC9200を発表し、強力で信頼性のある送電通信システムを提供している。「当社の送電通信モジュールはスマートグリッドや、街灯、産業系の制御アプリケーションという分野で大きな需要があります。」とgridComm社マーケティング&販売担当バイスプレジデントのTL Nge氏は述べ、今回調達した資金は送電通信デバイスの高まる需要に応えるのに役に立つと語った。

gridCommはマシンからマシンへの動制御ができる通信デバイスを開発している。これらのデバイスは効率性と生産性を高めることにつながるものだ。スマートグリッドとスマートホームの開発は7億ノード規模という急成長を続けている市場で、その中には、スマートメーターやLEDの街灯、そして接続器具などが含まれている。これらの部材の市場は今後5年で30億米ドル規模になると見込まれている。

Get2Volume(本社:シンガポール)はインキュベータかつアクセラレータで、シンガポールのNational Research Foundationと提携して、マイクロエレクトロニクスに特化した革新的なアーリーステージのスタートアップを育成し成長を支援している。

【via e27】 @E27sg

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