「次は映像メッセージがくる」ーー500 StartupsのUndaが考えるモバイルメッセージの潮流

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左から順に: Luis Lopez氏, Oscar Yasser Noriega氏, 徳井直生氏

モバイルビデオはスタートアップにとって常に危険な領域となっている。私は2008年当時Seesmicの大ファンだった。Seesmicはタイムライン上に短いビデオをアップロードできるTwitterのビデオバージョンのようなものを目指していたが、失敗に終わった。だが時代が変わり、Twitter社独自のビデオアプリ、Vineはリリースして4ヶ月で1300万ユーザーを獲得している

モバイルビデオメッセージングサービスにまだ切り込む余地があると信じているスタートアップがある。そのスタートアップが作るのはUndaというアプリで、近日App Storeに公開される予定だ。しかし、おそらくもっと興味深いことは、このスタートアップのメンバーがどのようにして、今この状況まで来たかというストーリーだろう。同スタートアップは、二人のメキシコ人と日本人の共同創業者によって立ち上げられた。このユニークなコラボレーションは、シリコンバレーのインキュベーションプログラム 500 Startupsによってリードされた。

メキシコ出身のオスカー・ヤッセル・ノリエガ氏と日本出身の徳井直生氏の最初の出会いは数年前のここ日本だった。彼らは、最終的に何か一緒にやろうということになった。オスカー氏は以前ラテンアメリカのトップビデオゲームサイトで働いていたが、彼は会社の中で新しいアイデアを生み出し育てることが好きだった。

直生氏は大手クライアントを持ったモバイル開発会社の創業者であった。オスカー氏はビデオメッセージングアプリをやりたいと提案したが、直生氏は最初少し戸惑った。多くのビデオスタートアップが失敗していく姿を見てきて、このフィールドにまだスペースがあるのかどうか、彼は疑問だったのだ。

思い切って飛び込む

unda_preview2最終的に直生氏は考えを変え、決断し、当時メキシコにいたオスカー氏に飛んで会いにいった。そして2週間でプロトタイプを作り上げた。それが2012年12月のことだった。その時、彼らは、自分たちが凄いものを作っているのかも知れないと思っていた。

何人かの投資家から関心をひいたのち、会社の3番目のメンバーでありチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるルイス・ロペス氏から、会社としていくつか他の選択肢を探るべきであると提案された。彼らは500 Startupsのメキシコ支社にアイデアを持ち込み、ベンチャーパートナーであるセザール・サラザール氏から好評を得た。

偶然にも、500 Startupsの創業者であるデイブ・マクルーア氏はその時メキシコに滞在しており、彼らはデイブ氏にもピッチし、彼からも絶大な評価を得ることができた。それは水曜日のことだったとオスカー氏は言い、彼らはその翌週の月曜に既にシリコンバレーにいたという。直近500 Startupsのプログラムに入ったスタートアップからは少し出遅れた形でのプログラム入りとなったが、彼らにとっては大きな前進だろう。

製品自体については、まだ見ることができない。ただ私が聞いたところによると、とても良いプロダクトだろう。UX/UIが他とは逸脱しているらしく、テキストもなければ、絵文字もステッカーもない。ビデオだけだ。遅いネットワーク環境上でもうまく機能するようにとフォーカスしてきたという。

日本やシンガポールのようにモバイル市場が成熟している地域を攻めるのはもちろんのことだが、新興市場と中南米もターゲットにしているそうだ。両地域出身の創業者がいるという利点を活用して。

そして、うまくいけば、過去に見てきたビデオスタートアップの失敗とは違って、時代がundaのようなサービスをプッシュするかもしれない。オスカーは以下のように説明している:

2008年当時はまだその時代ではなかった。携帯電話の体験が広まるのは早かったが、シームレスな体験をユーザーにさせられるほどの早さではなかった。ネットワークも不十分だったし、フロントカメラを有した携帯電話も少なかった。

だからこのようなサービスをやる場合、当時はまだタイミングが良くなかった。しかし今はモバイルビデオのブームが来ており、YouTubeやニコニコ動画のようなサービスだけでなく、Vineのような6秒間のみの短いビデオのサービスもある。それは市場がその徴候を祝福している最高の合図だ。

それでは、市場はどのようにundaに返答するだろうか?実際にプロダクトを見ないで判断することは難しいが、私の彼らに対する最初の印象は、とても強いチームであるということだ。だから過小評価はすべきではないだろう。彼らは500 Startupsにショートカットでプロダクト入りを果たしているし、このことは何か期待できるものをつくっているという良い兆候だ。

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【原文】