無料の本格英文チェッカー「Ginger」が、入力候補を提案する英文予測機能を追加

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今年4月に正式リリースされた無料の本格英文チェッカー「Ginger(ジンジャー)」から、新機能「Rephraser(リフレイザー)」がリリースされた。1.5兆を越える英文のビッグデータ統計分析によって、自然な英語表現を予測し、入力候補を提案してくれるというものだ。

Gingerは2008年にイスラエルで立ち上げられたスタートアップで、そのユーザ数は月間100万人を超える。日本では、正式リリースから10週間で7万人のユーザが活用している。何十億にもおよぶ英語のフレーズを解析し、独自のアルゴリズムで文脈にあった単語や表現を提示してくれる優れたサービスだ。FacebookやEメールにも対応しているため、ビジネスはもちろん、友人などとの英語のやり取りにも重宝する。

今回新たにリリースされたRephraser機能は、前回のプレス発表会の際に開発中、として言及があったものだ。英語の文章を入力しながら、その文章に含まれる単語や構文を解析することで、その後に続く文章を予測してくれる。また英語のフレーズをまるごと置き換える提案もしてくれて、より自然で完成度の高い英文を書くことができる。

Ginger-Rephraser

英語で文章を書くと、語彙の少なさからどうしても同じような言葉を使ってしまいがちだ。例えば、loveやhateといったありがちな言葉を、より豊かな表現に置き換えるようなレコメンデーションをしてくれる。上記の例では、”Please accept my apology”という謝りの文章を、より丁寧二する候補を挙げている。

Gingerの基本機能である英文チェッカーは無料だ。自分が繰り返ししているミスを特定し、それに応じて学習できる学習機能付き英文チェッカーは、月額4.9ドル、もしくは3年プラン59ドルで用意されている。学習機能付き英文チェッカーに文章読み上げ機能がついたプランは、3年間149ドルだ。

対応OSはWindowsで、マイクロソフトのWordやOutlook、PowerPointなどでも使える。ブラウザでの利用は、IE、Firefox、またGoogle Chrome、Safariの最新版。GingerのRephraser機能は、デモページから試すことができる。基本機能の英文チェッカーも、公式サイトで試してみてほしい。

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