9月6日、サイバーエージェント・ベンチャーズは、東京・青山のインキュベーション・スペース Startup Base Camp で年次のショーケース・イベント Rising Expo 2013 を開催し、参加者による投票で決まるグランプリの座には、モイ株式会社のTwitCasting(ツイキャス)が輝いた。
ツイキャスは日本国内のみならず、「アラブの春」が起こったバーレーンのほか、コンフェデレーションズ・カップ周辺のデモ中継等を機に、ブラジルでも広く使われている。ユーザに女子高生が多いことも特徴だ。モイ代表取締役の赤松洋介氏は、ツイキャスを「ブラジルと女子高生」という2つの言葉でまとめ、会場の笑いを誘った。
それぞれのファイナリストには10分間のピッチ機会が与えられたが、他のスタートアップイベントに比べ、比較的ピッチの時間が長く設定されていたことも、ツイキャスには有利に働いたようだ。赤松氏は実際にツイキャスを使って女子高生とライブチャットし、赤松氏が「どうして、ツイキャスしているの?」と問いかけたのに対し、女子高生からの「面白いからじゃない」という回答がライブ映像を通じて映し出され、聴衆はこのユーザエクスペリエンスに感動を覚えたようだ。
グランプリを獲得したツイキャスには、サイバーエージェント・ベンチャーズから賞金200万円が贈呈される。
このほか、Rising Expo 2013 にファイナリストとしてピッチしたスタートアップについては、こちらの記事で確認できる。
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