中国で起こる行方不明問題、Zhaozhao(找找)は人・ペット追跡市場に取り組む

SHARE:

Zhaozhao

中国では0歳~14歳までの子供が毎年平均して20万人行方不明になっている。中国で最も人気のマイクロブログプラットフォーム、Sina Weibo(新浪微博)に寄せられる400万を超えるメッセージは行方不明のペットを捜すためのものだ。Zhu Liqiang氏は、彼の会社が取り組んでいるツールZhaozhao(找找)(現在はウェブサイトがダウンしている)を説明するためそれらの数字に言及した。

付属のiOS/Androidアプリは、子供、シニア、そしてペットに至るまで、手のひらよりも小さい同ツールを携帯している人であれば誰でもその居場所を知らせることができ、Baidu Cloud(百度雲)が提供するクラウドプラットフォーム上へすべてのデータが保存される。Soso Streetview(捜捜街景)が提供する機能でいつでもその周辺を閲覧することもできる。

子供や年老いた両親がツールの電源ボタンをクリックすると、いつでも彼らの居場所を知らせることができる。ある境界を超えたら通知が送られるよう、一定の地域を設定することもできる。

Zhaozhaoを運営するのはオンラインゲーム開発のPoleGameだ。近い将来ゲーミフィケーションを加えることで、Zhaozhaoが他との差別化を図ることができるとZhu Liqiang氏は確信している。子供やペットの追跡アプリ・ツールは決して新しいものではないが、中国市場ではまだ初期段階の状況だ。

Zhaozhaoは、Qualcomm Venturesが主催したシード投資コンペChina QPrize 2013の上位3位に入賞している。中国でのQPrizeは5年目だ。10のチームがゲーム、医療、ウェアラブルスマートデバイス、インターネット関連、教育、ファッションその他消費者向け分野の製品で最終コンテストに臨んだ。

【原文】

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する