Pinterestタイプの中国ショッピングサイトに進路変更を強いるTaobao(淘宝)の影響力とは

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【原文】

2012年の初め、Jack Ma(馬雲)氏が社内ミーティングにおいてソーシャルショッピングサイトについてコメントした内容は周知のことである。その内容は、「Taobao(淘宝)は、少数のソーシャルショッピングサイトが小売業者の売り上げに決定的な影響を与えるほどには大きく成長してほしくない」というものだ。同氏は大木の鬱蒼とした森林よりも丈の低い草で覆われた大草原が見たいと望んでいるのである。

2012年、ソーシャルショッピングサイトの売り上げはTaobao Union(淘宝連盟)が提携するサードパーティに分配した収益額のうちの21%を占める。その中でも、モバイルショッピングアプリがTaobao Unionのモバイルプログラムを通して5000万元(800万米ドル)の収益を上げており、収益総額の半分を占める。

Taobao のソーシャルショッピングサイトに対する反応として、同社は10月にソーシャルショッピングサイト向けのプラットフォームU Zhan(淘宝U駅)をローンチした。Taobaoと同様の仕組みになっており、ショッピング共有サブサイトを立ち上げることが可能になっている。要するに、これはTaobaoが自社で構築した草原というわけだ。単に管理下に置くというだけではなく、外部サイトに対する競合ともなるだろう。

Chinese Pinterests Have to Change Courses, Thanks to Taobao

Taobaoへの依存

以前、「大木」として有名なMeilishuo(美麗説)Mogujie(蘑菇街)2社はTaobaoの小売店の1ヶ月の取引額に相当する10億元以上の売り上げに貢献していた。同時に2社は利用と収益に関してTaobaoに大きく依存している。Taobao UnionプログラムのCPSベースの手数料がその主要な収入源でMeilishuoは6割から7割、Mogujieの場合は8割から9割を占めている

ブランド確立を狙うキャンペーンに多大な費用をかければ、大手のサイトといえども、新たな事業で大きな売り上げを得ることはできない。さらに悪いことに、Taobaoは手数料を考え出し、昨年ソーシャルショッピングサイトの一種の税金でもある手数料10%を取っていた。昨年9月の売り上げはMeilishuoが約600万元(96万8000米ドル)、Mogujieが約400万元(64万5000米ドル)に留まっている。

さらに悪いことに、昨年7月以来TaobaoはAPIの方針を調整している。現在サードパーティーサイトは更新された商品情報やユーザのコメントを知ることができない。

方向を転換して

Taobaoへの依存度を低くするため、これらのサイトはVancl(凡客誠品)のような独立したeコマース企業や他のTencent系プラットフォームとの提携を開始した。しかし、MogujieのCMOであるLi Yanzhu(李研珠)氏によると(中国語の情報)、Taobaoは新商品のソースがうまく機能しないように置き換えができないようにした。

Mogujieは以前は大きな収入源ではなかったディスプレイ広告を主要な収入源の1つにするためにメディアに参入しようとしている。Hersを含め、一握りのショッピングサイトがPinterest型のレイアウトからショッピング情報のためのコンテンツ中心のメディアに移行しようとしているのはMogujieに限ったことではない。

Meilishuoは別の方向へとシフトしており、CPSベースの手数料からCPCベースの広告料を取ることで同社の総収入の50%を占めるようになった(中国語レポート)。CPCとはCPSベースのTaobao Unionを避けて直接店舗に手数料を課すことも意味している。

Mogujie、Meilishuo共にブランド用化粧品無料サンプル提供などの他のサービスにもチャレンジしている。今のところ無料だが、遅かれ早かれ料金が請求されるようになるだろう。

MeilishuoやMogujieはTaobaoのU Zhanからサイトを立ち上げるべきだろうか?共同購入用プラットフォームTaobaoのJuhuasuan(淘宝衆画算)上にショップを構える独立した共同購入サービスのように。どのようなものにしろ、委託料ベースのオンラインビジネスは、eコマースがTaobaoの手中にあるような国では特に難しいビジネスのようだ。

【via Technode】 @technodechina

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