先日、pixivがクリエイター向けのショップ作成サービス「BOOTH」を発表し、先行登録の受付を開始したことをお知らせした。
昨日12月19日にいよいよオープンするということで、Facebookなどで人々がいまかいまかと待ちわびる様子が伺えた。オープンが待ち遠しい人々を出迎えていたのは、「妖怪猫吊るし」という女性キャラクターのイラストだった。

午後には「BOOTH」がリリースされ、サイトが確認できるようになった。
BOOTHのリリースに合わせて、イラストレーターや漫画家として活躍している9名の作家がBOOTHでショップを開設している。BOOTHに会員登録してアカウントを作成し、作家のショップをフォローすると、上の画像のようなトップ画面となる。
BOOTH上でショップをフォローすると、新着商品の通知を送ることができるようになっている。また、pixivとの連携機能により、pixivでクリエイターのアカウントをフォローしているユーザのボードに、BOOTHで登録した商品の通知を送ることができるようになっている。pixivの検索画面から、BOOTH商品のタグ検索が可能だ。
各クリエイターのショップは以下のようになっている。
トップのビジュアルを設定し、商品を登録することで、このようにショップに表示される。出品されているプロダクトも種類がいくつかあり、ポストカードのセット、ハンドタオル、クリアファイル、Tシャツなどだ。キャラクターの描かれたiPhoneケースを販売しているクリエイターも。
BOOTHでは、「ゼロ円設定機能」も備わっている。価格設定を無料にすることができるため、サンプルや体験版の配布を行うことができる。
保管・梱包・発送を代行してくれる「倉庫サービス」はクリエイターにとってメリットが大きいのではないだろうか。BOOTHが提供する倉庫に商品を預けると、BOOTHが面倒な保管・梱包・発送といった一連の作業を代行してくれ、倉庫保管料は6ヶ月間無料、送料はサイズを問わず全国一律700円となっている。
クリエイターは販売におけるオペレーションなどにリソースを割かれることなく、制作に集中することができる。
管理画面もわかりやすいインターフェースとなっている。アカウント作成すると、以下のような管理画面が表示される。
売上の管理機能なども備わっており、クリエイターが自身の作品でビジネスをしていく上で大きな助けとなってくれるのではないだろうか。フォローや通知といったソーシャル性の高さや、pixivという大きなコミュニティの存在により、他のショップ作成サービスとは異なったものになりそうだ。
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