対面の“リアルな会話”を写真アプリで再現するミクシィの「muuk(ムーク)」、川崎裕一さん率いるチームにインタビュー【前編】

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本日、ミクシィから、新しい写真アプリ「muuk(ムーク)」がリリースされました。チームを率いる川崎裕一さん、そしてディレクターの大崎敦士さん、デザイナーの元原逸巳さんの3人に、最新アプリについて聞いてきましたよ。

リアルな会話に近いコミュニケーション

muukの主なターゲットは、10代から20代前半の女性たち。アプリを一言で説明するなら、「瞬間自撮りメッセージ」だそう。というのも、写真を送る時、その送る写真とは別に、その時の自分の表情を添えて友達に共有することができるのです。

「僕たちが今回目指したのは、なるべくリアルな会話に近いコミュニケーション体験です。相手の顔を見ながら話す、まるで相手が目の前にいるような感覚というか。これまでは、共有する写真を補足するためにテキストを使っていましたが、そうではなく、まるで相手が目の前にいるかのように、自分の表情でテンションや空気感を伝えられるようにしたかったんです」(大崎さん)

「短期間の開発期間の中で、何度かピボットして現在のmuukにたどり着きました。議論を交わしていくうちに見えてきたのが、蓄積型はもうやめようということ。毎回、写真を撮る度にキメ顔をするとか、いいね!を求めてこれぞ!という一枚を撮ることがもう息苦しい。不自然になっているコミュニケーションを、本来の形に戻したいと思いました」(川崎さん)

「リアルな会話」をアプリの中で再現するために、自分の表情を加えられる以外にも、色々な工夫がされているみたい。いい意味の制限というのかな。例えば、送られてきた写真が見られるのは3秒間だけ。写真はどこにも保存されないし、履歴すら残らない。

また、送る写真はカメラロールからは選択できず、その場で撮るのみ。写真を撮ったら、今度はスマホのインカメラが起動して、その時の自分の顔が自動的にパシャッと撮影される。

「ネットで初めて自分の泣き顔を共有しました」

プロジェクト開始当初は、風景と表情を合わせて使ってくれたら面白そう、なんて話していた。ところが、リリース前のテスト期間に総勢60人くらいのユーザーに実際に使ってもらった結果、ユーザーがどんどん面白い使い方をするように。

ユーザーにインタビューしていく中で一番嬉しかったのは、「初めてインターネットで自分の泣き顔を共有しました」と言われたことだったと話す川崎さん。TwitterやFacebookなどコミュニケーションツールは巷に溢れているけれど、そもそも泣いている顔は家族ですら見せないもの。一緒にいて思わず涙してしまうことはあっても、わざわざ泣き顔の写真だけを共有することはまず考えられなかった。でもなぜかmuukではそれが自然とできてしまう。

「変顔を共有するような遊びっぽい使い方もありますし、想像もしなかったような面白い使い方をしてくれたりします。例えば、中高一貫の仲が良い女の子たちのグループ。

ちょっとリーダー格っぽい女の子が、おしゃれした自分を撮って、インカメラで撮ったドヤ顔を添えて「これからデート」って共有したらしくて。そしたら、返ってきた写真は友達のニコニコ顔、でも添えられたインカメラ写真では中指が立っていたとか(笑)」(川崎さん)

インタビュー後編では、muukが徹底した3原則、ミクシィの終了するサービスから学んだこと、サービスのこれからについてお伝えします。

※muukは、iOSAndroidでダウンロードできます。

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