デキる旦那を育てるのは人事と一緒ーー #IVS で語られた「女性の働き方」

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インフィニティ・ベンチャーズLLP(以下IVP)が4月19日に開催したスプリング・ワークショップでは、SFC出身の起業家や事業家が学生に向けて語る、いくつかの興味深いセッションが実施された。

Lalitpur(ラリトピュール)代表取締役の向田麻衣氏、リクルートライフスタイルじゃらんリサーチセンターの加藤史子氏、ヒューマン・ライツ・ウォッチ アソシエイトの趙正美氏のセッションでは、インフィニティ・ベンチャーズ LLP(以下IVP)の小林雅氏によるモデレートで「女性としての働き方」が語られた。

女性が働き続けるということは

リクルートライフスタイルの事業創造部で活躍している加藤氏は、仕事場での男性の素振りについて「普段は女性を応援してくれるのですが、ライバルになるとわかった瞬間牙を剥きますね」と語る。彼女もまた子育て中のキャリアウーマンとして、女性が働く環境についていろいろ考えがあるようだった。

「時間に関係なく、自分がパフォーマンスを発揮できることが証明できれば、子供の為に早く帰っても大丈夫なんです。子供の保育園のお迎えのために早く帰らなきゃっていうのは従来ではタブーのことかもしれませんが、早く帰っても仕事ができてれば問題ないんです。これは女性でも男性でも関係ありません。自分をコントロールできるかできないかっていうことが一番重要なんでしょうか」(加藤氏)。

国際的な人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチ アソシエイトで、ファンドレイザーとして活躍する趙氏も「いまの団体ではすごく働きやすい」と語る。「かなり国際的な団体なので、パフォーマンスさえだせれば時間とか関係なく自由に働くことができるんです」(趙氏)。

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ヒューマン・ライツ・ウォッチ アソシエイトの趙正美氏

ただ、同氏は電通に14年間務めた経験を持ち、当時は仕事と出産の両立は厳しかったという。

「電通では、男性社員のように働くことを求められました。電通は男女とか関係なくフェアな会社なので、女性もフロントでトップランナーとして活躍したいのであれば徹夜も当然する必要がありました」(趙氏)。

趙氏は結婚後、出産するか、仕事をフロントでやり続けるかで悩んだという。結果的に仕事を選択した趙氏は、会社は男性社員が自宅で家事をする時間を持てるようにすれば、自然と女性の働きやすい環境になると考えている。

仕事で女性だと意識するとき

そもそも「女っていうタイトルで話すこと自体、違和感を覚えます」と向田氏は語る。また「女性だからって実感することはあまりないです。昔と比べて今はあまり女性の働きづらさは感じません。ただ体力とか身体的なディスアドバンテージはあるなと感じます」と続けた。

さらに「女性の労働環境」という議論があることについて加藤氏は冷静にこう分析する。

「最近また女性としての働き方っていうような取材が増えてきました。この動きって一連のは流行廃りがあるなって思っています。これは景気と連動していて、景気が良くなると、人材が不足し始めて優秀な女をいれる必要がでてくるから起きる議論なんですよ。だから2~3年後はなくなるんじゃないですね、この流れは」(加藤氏)。

妻として、「デキる」旦那を育てるには?

「男性は生き方を選べないというか、挑戦をしませんよね。」自身が電通を辞め、転職という選択した趙氏は語る。「男性は猿山にのこらなければいけないっていう感覚があるなあっておもいます。むしろ女性のほうが自由です」(趙氏)。

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リクルートライフスタイルの加藤史子氏

スマートフォンゲームの開発会社コロプラの取締役副社長、千葉功太郎氏と結婚している加藤氏は、できる旦那を育てる方法を人事にたとえてこんな風に語る。

「できる旦那を育てる方法は人事と一緒です。できる旦那を選ぶのが7割で、残り3割が研修ですね」

さらに加藤氏は育児をスタートアップに例えて「途中から育児にジョインしてもだめなんですよ。出産のときからきちんと男性がジョインする必要があります」と話し、会場の笑いを誘った。

Image by Infinity Ventures Summit

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