テレビCMもクラウドで:動画制作クラウドソーシングのCrevo、4種類のHulu新CM制作を実施

SHARE:

living

動画制作クラウドソーシングのCrevoが7月31日、オンライン動画配信サービスHuluと共同で、日本で初めてテレビCMの制作をクラウドソーシングで制作したことを発表した。Huluの新CMは本日より関東、関西、名古屋、福岡、北海道、宮城、広島、静岡エリアで 順次オンエア開始するとのこと。

通常のテレビCM制作は、一本のCM制作に対して多くのコストをかけなければいけなかった。しかし、価値観やライフスタイルが多様化したユーザに対して、効率的にメッセージを伝えるために、今回はじめてクラウドソーシングを活用して同クオリティを担保しつつ、制作コストを抑えながら、空港編、電車編、カフェ編、リビング編という4種類の違ったバージョンのCM制作を行った。

制作を担当したクリエーターは、ブラジル人、チェコ人、台湾人などのグローバルなクリエーターをマネジメントし、制作を行ったという。

上記動画は、リビング編のCMだ。

Crevoを運営するPurplecow代表取締役の柴田憲佑氏は、「Crevoは、今まで動画を使った宣伝やマーケティングが行えなかった企業にも、動画を気軽に活用してもらえるサービス。今後さらに、動画活用の裾野を広げていけるように努めていく」と語った。

最近だと、Gunosyやメルカリ、明日からはスマートニュースもCMを放映する。スタートアップにとっても、CMによる訴求効果や新規ユーザへのリーチを考えたときに、いかに効果的なCMを流すかが鍵となる。それ以外でも、サービスのプロモーションや機能紹介など、動画が活躍する場面は多く存在するだろいう。制作コストを安く抑えつつ、多様な動画を作りだす一つの手段として、Crevoは動画のクラウドソーシングによる新しい可能性を切り開こうとしている。

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する