500 Startups Demo Day ー 注目のスタートアップ7選【現地レポート】

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カリフォルニアのマウンテンビューで10月21日、米インキュベーターの500 StartupsがDemo Dayを開催、約30社のスタートアップがマイクロソフトの講堂でプレゼンテーションを披露した。500 Startupsは2010年に創設されたインキュベーターで、現在までに684を超える投資案件を持ち、562の会社に投資している。

ほとんどのスタートアップが問題解決型のプレゼンだったというのが感想で、これは500 Startupsが提唱している「ユーザーが持つ問題を解決する」という価値観を誰もが共有した結果であると感じた。

また、トレンドをおさえているスタートアップが数多くいたことが印象に残った。具体的には、ビックデータ関連のスタートアップが多くみられたし、また、動画広告や広告分析サービスなどのマーケティング系スタートアップも多く登場していた。しかしながら、そのような企業とは全く別の分野でサービスを提供しているスタートアップの方が、投資家の注目を集めているように思えたのも事実である。今回は以下に7つのスタートアップをピックアップしたので紹介したい。

GYMTRACK

gymtrack

GYMTRACKはトレーニングジム向けのウェラブル製品を提供している。どのくらい運動をしたのか、どの程度のカロリーを消費したのかなどのデータが収集され、モバイルなどで確認が出来るというウェアラブル製品を扱っている。GYMTRACKは2013年に創設され、今までに500 Startupsから$75万ドルの資金調達をしている。

ジム用品向けのウェアラブルビジネスであり、ウェアラブルというトレンドに乗っているスタートアップの1つで、今後はどの程度多くのジムと提携し、製品を使ってもらえるかが鍵となるだろう。

UXCam

uxcam

UXCamはアプリ上におけるユーザーエクスペリエンスデータを収集し、改善点を知らせるサービス。動画の見やすさ、ページの見やすさなどのユーザーエクスペリエンスに関するデータを分析、収集する。UXCamは2013年に創業され、資金調達は合計で10万ドルに達している。

アプリ向けの分析ツールはほとんどピッチしていなかったため、新鮮だった。A/Bテストなどとも違い、ユーザーが抱えるであろう問題を分析し、かつ指摘するというシステムも注目点である。

ROVER

rover

ROVERは小売店向けにiBecon及びiBeacon専用のコンテンツマネージメントプラットフォームを提供しているスタートアップ。例えば、iBeaconなどを使ったクーポンプロモーションなども可能になり、小売店側は、シンプルなUIのダッシュボード上でクーポン情報を簡単に編集できる。

iBeaconなどの位置情報を使ったハードウェア製品は、最近になって急激に成長している分野で、今後はiBeaconを使った新しいプロモーション方法も生まれてくるだろうし、コミュニケーション手段も提案されるかもしれない。いずれにしても注目の分野である。

Uplette

uplette

Upletteはモバイルマーケティング向けの解析サービスで、各モバイルユーザーのデータを収集して、どのモバイル広告が適しているのかを解析している。サンフランシスコ拠点で2013年に創業。前述の通り、広告分析ツールなどのマーケティング系スタートアップが乱立している印象がある。これからは精度の高い解析データを提供でき、かつしっかりとしたソリューションを提供できるマーケティング解析サービスが支持されることだろう。

SHOPLINE

shopline

SHOPLINEはたった3分で、自分だけのオンラインストアを開設できるというサービスを提供している。自分好みのサイトデザイン、数多くの決済方法が可能であり、かつFacebookページ上でのマーケティングも支援している。

Eコマース市場はこれから成長の一途をたどり、より個人のレベルでオンラインストアが多く開設されるだろう。日本国内ではすでにBaseが同じようなサービスを展開していることから、SHOPLINEが日本市場に参入するとしたら、どのように差別化を図ってくるのかが興味深い点である。

Monkimun

monkimun

Monkimunはゲームを通じて子供が楽しんで言語学習できるというゲームを提供している。現在4つのゲームを提供していて、プレゼン上の資料によると、45%の月間成長率を保持しているとのこと。Monkimunは2014年に創業され、現在までに10万ドルの資金調達に成功している。

教育向けのサービスは今回のピッチではほとんど出場していなかったので印象に残った。また、北米、ヨーロッパ、中国でアプリ売上ランキングNo.1という実力も注目するに値するだろう。日本の教育市場は北米並に大きいゆえに、今後、日本市場での活躍が期待される。

whim

whim

whimはデートアプリを提供しているスタートアップ。tinderでのデートマッチング率は1%で、この低さを改善するのが目的であるとのこと。リピート利用率は95%にも登り、3クリックという手軽さも売りの一つである。2013年創業で、これまでに25万ドルの資金調達をしている。

デートアプリや出会い系アプリは、Pairsなどに代表されるように日本でも熱を帯びてきている分野である。海外展開していく際、どのようにローカライズして各地の出会い系市場に適応していくのかが興味深い点である。

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