これまで複数のアプリを提供してきたnanameue(ナナメウエ)が、本日新たショート動画コミュニケーションアプリ「Lily」をリリースした。
「Lily」は2秒〜5秒という、これまで提供されてきた動画アプリの中でも、さらに短い時間の動画を投稿できるアプリ。これによりユーザの投稿ハードルを下げ、動画を通じたコミュニケーションを楽しんでもらうことを考えている。
「Lily」は動画コミュニケーションアプリだが、テキストのみの投稿も可能になっている。投稿の際は撮影したスポットや、誰と一緒に撮ったものかを選ぶことができ、どういう話題かをハッシュタグで選べるようにもなっている。
ユーザからの投稿はタイムライン形式で表示され、他のユーザはその投稿に対して「お気に入りをつける」、「SNSでシェアする」、「コメントを返す」などのアクションが可能だ。
タイムラインは自分がフォローしているユーザの投稿のみが表示される「Home」と、全ユーザの投稿が表示される「Public」に分かれている。
投稿に対して付けられたコメントは、そのままタイムラインに表示され、他のユーザ同士のコミュニケーションがチェックしやすくなっている。


nanameueはこれまでに12本のアプリを開発、提供してきている。中でも動画作成サービス「SlideStory」ではタイ・台湾・韓国のAppStoreにてカテゴリ1位を獲得するなど、海外で人気となり、180万ダウンロードを突破している。同社が提供しているアプリの累計では700万ダウンロードを突破しており、東南アジアを中心とした海外ユーザ比率が高いのが特徴だ。
「Lily」も、日本語・英語・韓国語・簡体中国語・繁体中国語・タイ語・ベトナム語・マレー語・インドネシア語・ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語の12ヶ国語に対応。グローバルに展開することを狙っている。
nanameue代表取締役の瀧嶋 篤志氏は「Lily」について以下のようにコメントしている。
瀧嶋氏「「SlideStory」という動画作成アプリを提供してきたことで、ユーザに対してどのような動画の形を提供すれば使ってもらえるか、満足してもらえるか、というのがわかってきました。中でも、長すぎない秒数の動画と高品質な動画のフィルターは必須要素であり、これらの要素は時間をかけてチューニングを重ね、注力してサービス設計をしました。
また、同アプリはAppStoreに数回フィーチャーされた実績があり、UI・デザイン面も評価されております。今回のLilyというサービスでも、これまでに得られたノウハウをもと、iOS準拠の高品質なUI・デザインを作りました」
「Lily」はすでにという「今」何しているかを共有する用途や、セルフィー(自分撮り)動画での会話などの利用例も見られているという。
nanameueは「Lily」で気軽に動画を投稿できるようにすることで、写真の延長線上というスマートフォンにおける新しいコミュニケーション文化の形成を目指している。2015年3月にAnrdoid版の提供、対応言語の追加を順次進めていき、まずは、2015年3月までに100万ダウンロードを目指す。
BRIDGE Members
BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。- 会員限定記事・毎月3本
- コミュニティDiscord招待