誰かにギフトを贈る時、商品券や市販のカタログギフトでは物足りないけれど、どれか1つ選ぶのは難しすぎる。そんな時、3つだけ商品をセレクトして、写真とメッセージを添えて贈ることができるのが、「mittu(ミッツー)」です。12月15日にリリースされたmittuを手掛けるのは、ギフト専門サイト「COCOMO(ココモ)」や「Style Store」を運営するenFactory(エンファクトリー)。
mittuの使い方は至ってシンプル。まず、3,500円から50,500円(税抜き、送料別)の中から、希望の価格帯を選択してギフトを3つ選びます。次に、写真やメッセージを添えてカードを作成したら、あとは注文するだけ。3つに絞るのも悩んで困るというユーザーのために、あらかじめ目的別のセットギフトも用意されています。オリジナルギフトカードの発送は注文から3営業日で、一部から印刷できるのも魅力。
もともと、2010年に立ち上げたギフト専門サイト「COCOMO」で、オリジナルカタログサービスを提供していたエンファクトリー。現在、COCOMOのトラフィックは、その8割がスマートフォン経由。これを受けて、もっと簡単かつ気軽にギフトを贈れるサービスを作ろうということで、mittuが誕生しました。

mittuを作る上で、いくつかのこだわりがあったと話すエンファクトリーの執行役員 副社長で、各種運営サイトのディレクターを勤める清水 正樹さん。そもそも、エンファクトリーという会社のコンセプトが、「スモールビジネスをやっている人を応援しよう」というもの。そこで、自社サービスでは、まだメジャーではない素晴らしい商品の「発掘」を重視して取扱いを増やしています。現在、その商品点数は4,000点(色やサイズのバリエーション含む)を超えているとか。
リリースからまだ間もないmittuは、特に出産や結婚の内祝いなどに利用されているそう。中でも、20代から30代の女性による利用が多いのだと言います。一般的なカタログギフトを受け取った人のギフトとの引き換え率は平均70%ほどだそうですが、送り手がギフトを選び、パーソナル感が強いmittuでは85%に上ります。
「これまで、パソコンで作るカタログギフトというと、どうしても企業のノベルティや結婚式の引き出物など、フォーマルな印象が強かったと思います。スマートフォンで、シンプルかつ気軽に作れるようにすることで、ギフトサービスの裾野を広げることができるのではないかと思っています」(清水)
現在はブラウザ版として提供されるmittuですが、初めて触る人に検証してもらいながら作ったというだけあって、UIもシンプルで使いやすい印象です。年明けにはアプリのリリースも予定しています。まずは、1年後のギフトカードの注文件数2,000枚を目指して運営していくそう。
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