嫌われてなんぼの「プロダクトマネージャー」を5年間やって学んだこと

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<Pick Up> A product manager’s musings

「プロダクトマネージャーとは何とも不可思議なポジションだ。プチCEOでもありながら、実際には違う」。「エンジニアに嫌われたって心配するな。どうせみんなに嫌われているんだから、さっさと嫌われることに慣れた方がいい」。

SaaSのプロダクトマネージャーを5年間やってきたというNathan Creswell氏のMediumの記事をピックアップしてみました。プロダクトマネージャーって、そうか、そんなに嫌われ者なのかと少し意外だったけれど確かにそうなりがちかも。

プロダクトマネージャーは、エンジニアに対しては指示を出す人間。まずはこれをやって、次はこれでと必ずしもエンジニアが希望しないことを依頼しなきゃいけない。かといって大きな権限があるわけではないし、動いてもらうよう説得するのにすごく労力がかかる。エンジニアリングが理解できれば うっとうしいヤツと煙たがれ、理解できないと使えないヤツだと見なされる。

また、エンジニア以外の人からも、「3年前に頼んだ機能追加はどうなってるの?」「なんでリリースが遅れてるの?この日までに出来るって言ったじゃない」「ユーザーがプロダクトマネージャーに直接話したいって。プロダクトに不満があるんだって」という具合にクレームが集まる。顧客、エンジニア、カスタマーサポート、その他のプロマネ、みんなにどこかの時点で敵視されるのがプロダクトマネージャーの性。

この状況を回避する魔法の術はない。できるのは、プロダクトをきちんと形にし、顧客をハッピーにすること。それをしていれば、その他のことはおのずとついてくる。また、進捗スクラムには 必ず参加すること。参加しなければ、みんなが何に取り組んでいて、何が妨げになってリリースが遅れているのかを知る由もない。

プロダクトマネージャーという仕事の鍵を握るのは、エンジニアリングにしっかり入り込んでいくこと。スライド資料だけで片付けるなんて、もってのほか。5分の会話は、常に20ページのEメールに勝るのだから。

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