先日、Android 版 Chrome でプッシュ通知が可能になったことが話題となった。この機能によって、ブラウザのページが閉じられた後でもユーザへプッシュで通知をすることが可能になる。もちろん、ユーザが許可した場合のみだが。
メール、メッセージ、ソーシャルメディア、ネイティブアプリ、どれもユーザに通知することでサイトに繰り返し訪問してもらうことを目指している。ブラウザでもプッシュでユーザに通知ができるようになるとなれば、サイト運営者にとっての衝撃はかなりのもの。
このウェブ版プッシュ通知にシロクが対応した。同社が開発するアプリ開発会社向けのプッシュ通知配信・解析サービス「Growth Push」に新たにウェブ版のプッシュ通知解析機能を追加した。
「Growth Push」は、A/Bテスト配信、セグメント配信、配信時間予約といったプッシュ通知配信機能に加え、解析ツールとしても活用可能。国内を中心に約5000のアプリが同ツールを利用しており、プッシュ通知の効果を検証し最適化することで、ユーザの継続率や課金率の向上に取り組んでいる。今回のウェブ版プッシュ通知解析機能についてシロク代表取締役社長の飯塚 勇太氏は、
「PCブラウザ時代は、メールを利用してリテンションを図るケースが多かったですが、今後スマホブラウザにおいてアプリ同様にプッシュ通知を使って、リテンションを図る事が一般的になると思います。今まで、スマホブラウザサービスはアプリと比較しても継続率が低い傾向がありましたが、今回の機能によって、ブラウザでもアプリと同じようにリテンション向上を図れると思います」
とコメントしている。「Growth Push」は、先日位置情報連動機能が追加され、O2Oにも対応するなど、解析可能な範囲を広げている。
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