[東京ゲームショウ2013] アプリのダウンロード増の理由を教えてくれるマーケティング分析ツール「QuerySeeker」

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queryeye_tgs2013-280x232※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

先週の東京ゲームショウ(TGS)では、ゲーム以外のサービスも数多く展示されていた。ゲーム開発会社のためのソリューションを展示している企業もいて、中でも名古屋を拠点にマーケティング分析ソリューションを提供するスタートアップ QueryEye は興味深かった。

モバイルアプリ開発者にとっては、自分のアプリのダウンロードが突然増えたとき、その理由を調べるのは難しいだろう。しかし、QueryEye の QuerySeeker は、収集した数値や分析に基づいて考察を与えてくれる。QuerySeeker は、人気ブログやアプリ紹介サイト等4,500万ページを継続的に巡回し、それにより、どのソーシャルメディアの投稿やオンライン記事がダウンロード増をもたらしたかを教えてくれるのだ。

QuerySeeker は最近アップグレードし、現在は統計をほぼリアルタイム、分単位で提供できるようになった。Apple AppStore、Google Play、KDDI au スマートパス、NTTドコモ dmenu、Amazon Kindle Store、iTunes iBook Store、Google Books 等のストアで販売されるアプリに対して利用が可能だ。単一分析パッケージは、初期費用を除き、月額14.8万円(約1,500ドル)から利用できる。

QueryEye は2010年、日本のテックメディアに考察の深いモバイル市場分析を寄稿している、水野政司氏によって設立された。

ユーザリテンションの分野では、このところ、planBCDGrowth PushFello、韓国の 5Rocks など、多くのソリューションプロバイダを見て来た。QuerySeeker が提供するものはユーザリテンションのツールではないが、アプリ開発会社がアプリをマーケティングし、ユーザに届ける上で、より効果的な方法を見出すのに役立つだろう。

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