元Zynga Japanメンバーが公開したのはアプリを育てるグロースハックツールの「Fello」ーーこちらは全て無料

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画面TOP

二日連続でグロースハック系ツールのリリースだ。

シンガポールに拠点を置くUnicon Pte. Ltd.(以下、ユニコン)は8月8日、モバイルゲーム開発支援プラットフォーム「Fello」の提供を発表した。FelloはSDK形式で開発者に提供され、「プッシュ通知」「メッセンジャー」「分析ツール」などのユーザー継続率向上に必要な機能が利用できる。全ての機能が無料で提供され、iOS、Androidに対応。今後はUnityやcocos2d-x、Airへの対応も予定している。

そしてこのユニコンを率いるのは元ノッキングオン代表取締役で、Zynga Japanにも参画した田中隆一氏だ。国内外のモバイルゲーム開発や運営に豊富なノウハウを持つメンバーが集まり、ネイティブゲームの継続率向上に向けた「グロースハック」に挑戦する。

昨日ご紹介したシロクの「GrowthPush」と比較して機能的に大きな違いはPush通知だけでなく、メッセンジャーというコミュニケーションツールを提供していることだ。

「前職を退職した2012年4月以降、それまでのノウハウを活用したゲームのKPI分析ツールを提供していました。ネイティブはブラウザで作ってたころよりも開発に手間がかかるんです。

画面遷移や課金、通知、特にブラウザゲームで掲示板だったコミュニケーション関連の機能開発は課題になりやすいです。そこで私たちはユーザー継続率向上となる機能をベースに、解析ツールを加えたものを用意したんです」(田中氏)。

プッシュ配信画面

Felloによれば、提供するPush通知によりゲームの継続率が1.5倍に上がった実績も出てきており、さらにこのソーシャル・コミュニケーション機能を活用することで、さらなる継続利用の向上が見込めるとしている。

また、解析ツールについてはアプリのKPI(DAUや継続率、インストール数)なども自動解析できるが、現段階で自動化などの機能は提供されていない。ちなみに法人をシンガポールに設立した理由としては東南アジアでカジュアルゲームが伸びている背景があるとのことだった。

もうひとつ気になるのが無料提供だ。リリースには「集客や収益化のサポート機能」を今後予定しているとあるので、広告などの提供が考えられるか、もしくはフリーミアムとしてさらに上位版の有料課金プランが提供されるかのいずれかが予想される。ただ、この点について田中氏は「現段階でビジネスモデルに関してはノーコメント」ということだった。

北米ではアプリ解析ツールとして2005年創業のFlurryなどがやはり巨大化するゲーム市場の支援ツールとして躍進しているという話だが、国内でもスマートフォンシフトが一般にも巻き起こり、さらにカジュアルゲームなどの市場が拡大することが予想されるので、このような「グロースハック系」ツールの需要はますます高まりをみせそうだ。

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