Alibaba(阿里巴巴)がアメリカでクラウドコンピューティングサービスを開始、Amazonに真っ向勝負

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Alibaba(阿里巴巴)のクラウドコンピューティングサービスが、今回初めて中国以外の市場へ進出した。Alibabaは本日(編集部注:原文掲載3月4日)、2009年に中国で開始した自社のAliyunプラットフォームに、シリコンバレーにあるサーバーを集積したデータセンターを加え、アメリカでクラウド処理を必要としているビジネスをターゲットにしていくことを発表した。

AlibabaのAliyun部門(阿里雲/Yunは中国語でクラウドの意味)のバイスプレジデントで同社インターナショナルビジネス部門代表のYu Sicheng(喻思成)氏は、会社のブログで本日の発表について次のように述べている。「アメリカ拠点のサーバーは単なる手始めに過ぎません。今年末までには、当社クラウドサービスは東南アジアや欧州へも拡大していく予定です」

Aliyunは、企業にAWS EC2のようなリモートコンピューティングパワーを提供することで真っ向からAmazon Web Service(AWS)に立ち向かう構えだ。また、近い将来OSSと呼ばれるウェブストレージも取り入れる。つまり、同社はAWS S3やMicrosoft Azure、さらにGoogle App Engineとも競合することになる。

データを中国当局から遠ざける

中国のサーバーを介して中国政府がデータへアクセスするのではないかという恐れを軽減するため、Alibabaはアメリカ企業やスタートアップに対し、シリコンバレーのデータセンターだけを経由したサービスが受けられると述べている。

Alibabaのクラウドプラットフォームは、中国国内におけるAWSのようなサービスとすでに競合しており、Aliyunの中国データセンターは北京、杭州、青島、香港、深川に設置されている。

「しばらくは様子見段階です」と本日Yu氏は述べた。つまり、Aliyunはまずアメリカでビジネスを展開する中国企業にフォーカスするということだ。彼はまた、「私たちは中国のクライアントが何を求めているかよくわかっています。今はアメリカのクライアントが求めるものを探っていかなければならない段階です」と彼は付け加えた。

Alibabaのクラウドサービスが企業の負担を軽減できることを証明するために、同社では11月11日に中国人たちがウェブサイトで過剰なまでに買い物をするショッピングデーを例に挙げている。昨年の11月11日、AlibabaのウェブストアTaobao(淘宝)とTmall(天猫)で1秒当たり8万件の注文を受けるという負担にさらされても、Aliyunはダウンすることなく持ちこたえたのだ。

昨年の同社の売り上げは記録を更新した。中国の人たちは、Alibabaの2つのウェブストアにおいてたった24時間で合計93億米ドルもの買い物をしたのだ。これは、アメリカがサイバーマンデーにすべてのeコマースストアで費やす金額を上回る。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia
【原文】