シリコンバレーは今バブルか? 今年に入ってからアメリカのIPO市場は暴落

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Image Credit: Flickr/Petr Dosek
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深く考えれば考えるほど、シリコンバレー界隈では、自分たちが今バブル状態に陥っているのではないかという話題に触れずにはいられなくなっている。

実地に身を置いているなら、本当にそうとしか思えないだろう。巨大企業のシャトルバスのパレードがひっきりなしで交通は渋滞し、狂ったような雇用競争が起こり、いたるところでパーティーが開かれ、ベンチャーキャピタルがまるでどでかい氷を伝うウォッカのように流入しまくっている。

これは行き過ぎだと思ったなら、今一度考えてみよう。2015年の最初の2ヶ月の間に、IPOは前年同月比35%下落し26件にまで落ち込んだとRenaissance Capital IPO Centerの統計が物語っている。

テック業界について言えば、今年のIPOはまだ3件である。Renaissanceによればその調達金額は8億米ドル。中でも際立っていた案件は1月のBoxによるIPOで、1億7500万米ドルを調達した。

さらに悪いことに、これまでに上げられた収益は40億米ドルにすぎず、前年比44.4%減である。IPOの予定はお寒い限りで申請件数は32件、前年の50%を下回っている。

確かに、今年は株式相場が盛り上がっていない。しかし失敗しているわけでもないため、ウォールストリートでの反応が冷たい理由を説明するのが難しい。ダウジョーンズ株価指数は0.13%上昇、NASDAQは4.24%上昇、S&P 500は0.63%上昇している。

さて、これまでに行われたIPOでさえうまくいっている。Renaissanceによると今年のIPOから得られた当初の収益は15.6%増加したという。

だから何が言えるのか?現時点で確実に言うのは難しい。

しかし今の状況を裏から見ればパニックになる理由もないということだ。IPOの現在のペースは2011年~2013年にかけての水準に近付いているだけである。

ここで重要なのは、もし2014年の加速ペースが過熱気味であったのだろうかと考えるのであれば、決してそうではないということだ。2014年のIPOは2000年以降で最大であったという事実は、2015年のIPOがさらに増加するだろうという予想も生み出している。

現在のところ、状況はそのようになっていないようだ。もちろん、もしUberが今年突然にIPOを申請したりすれば、もたらされる可能性のある収益面でのあらゆる予想は成立しなくなる。しかし現在、テック系企業は公開市場へのアプローチに躊躇しているようだ。

シリコンバレーからすると、その状況は起業家、VC、投資家が自身の誇大妄想の見直しをしていることを意味している。それはいつの場合も望ましい心の持ちようだ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】