来週開催の投資家カンファレンス「VentureCon」、ベテラン投資家のPete Boneeが日本のCVCに寄せる期待

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製品発表までステルスモードで活動するスタートアップとは対照的に、投資家はベンチャーコミュニティにいる他の人たちに対して、透明性をもって話をすることで自身の価値を示すことができる。若手投資家はベテラン投資家から専門知識を学び、ベテランはコラボレートすることで最高の投資案件を見つけることができる。

成長を続けるベンチャーエコシステム、特に東南アジアにおいては、協業こそが投資環境の加速につながることは間違いないだろう。Innosight Ventures のパートナーである Pete Bonee によれば、強い投資家ネットワークこそが、成熟したベンチャーエコシステムの形成につながるのだと言う。

すべてのエコシステムに言えることだが、ベンチャーエコシステムが成熟すればするほど、投資家同士のつながりも増えていく。シリコンバレーでは、投資家たちはすべてを共有する。そうすることで、起業家を含むすべての人に利益がもたらされる。投資家たちは常に集まり、情報を交換するのだ。

東南アジアなど発展途上のベンチャーエコシステムにおいては、投資家はよりオープンになって、すべての体験、アイデア、企業に対する見識、支援の仕方などを共有すべきだ。つながりが増えれば、よりよいエコシステムを作ることができる。

4月23日に東京で開催される投資家限定イベントの VentureCon では、アジアじゅうから集まった VC たちが新しいコネクションを築き、これまでのつながりをより強固なものにすることができるだろう。シリコンバレーの投資家たちが日常的に持っているカジュアルなミーティングに比べて、VentureCon での集まりはフォーマルなものになるのだろうか? Bonee はそうではないと語る。

VentureCon のようなカンファレンスは、投資家がコネクションを作る上で最適な方法だと思う。共にパネルに登壇し、休憩時間に会話する。テーマに特化した話ができ、投資家という活動について語れるプロフェッショナルな環境だ。たくさんの会話が繰り広げられ、強力な人間関係構築やネットワーキングができるだろう。

シリコンバレーのような頑強なエコシステムでは、投資会社が軒を連ねているので、いつでも我々は会って話をすることができる。人々はいつでも電話して、投資案件に関する情報を共有することができる。アジアのベンチャーエコシステムには、まだそういう環境は無いので、カンファレンスという形で共に集うのは、よいスタートだと思う。

昨年の VentureCon はシンガポールで開催されたが、今年は東京で開催される。日本のベンチャーエコシステムに不案内な投資家にとっては、日本を知る絶好の機会になるだろう。Bonee 自身もこの機会に期待しており、彼の投資会社である Innosight Ventures も VentureCon を将来に向けた関係づくりの出発点にしたいとしている。

日本の LP、特に事業会社系の LP が我々に関心を示している。それは、日本の大企業がイノベーションを社外に求めていることに起因しているのだろう。日本は東南アジアからそう遠くないので、日本の大企業は東南アジアを興味深い市場だととらえている。東南アジアでスタートアップを育てる投資企業と関係を形成できれば、より興味を持ってもらえるはずだ。

我々は、日本企業から、そのような動きを見出せるだろう。彼らは我々のようなファンドを見て、LP になろうと考える。そして、我々は、VentureCon でそのような日本企業と話がしたいと思っている。

投資家200人以上を擁する Innosight Ventures も来週の VentureCon に参加し、アイデアを共有し、コネクションを築くだろう。来週、東京で会えるのを楽しみにしている。

VentureCon Japan 2015 は4月23日、東京証券取引所で開催される。チケットの販売は本日が締切だ。

【情報開示】THE BRIDGE は VentureCon Japan 2015 のメディアスポンサーとして協力関係にあります。

【via e27】 @E27sg

【原文】