モバイルアプリ分析ツールのRepro、ユーザごとにカスタマイズしたメッセージ機能を実装し、アプリ定着率やコンバージョン率をグロースハックする

by Eguchi Shintaro Eguchi Shintaro on 2015.8.31

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モバイルアプリ向けのアナリティクスツール「Repro(リプロ)」を提供しているRepro社は、ファネル分析やリテンション分析を通じターゲティングしたユーザに対して、カスタマイズしたメッセージを送信できるプッシュ通知とアプリ内メッセージ機能をリリースしたと発表した。

Reproにて、ファネル分析を行いターゲティングを設定。
Reproにて、ファネル分析を行いターゲティングを設定。

Reproは、発話データやインカメラによる撮影を行い、モバイルアプリの自然なユーザ行動をもとに、ユーザのリテンションレートやUI改善などのアプリ開発を支援するSDKを提供している。SDKをインストールしたアプリをユーザが操作すると、画面操作、画面遷移、操作しているときの表情などの情報を取得。蓄積したデータは、クリック率や滞在時間、離脱した箇所などの定量分析だけでなく、動画をもとにした定性分析をもとに、アプリ開発のグロースハックを支援する。

今回のアップデートによって追加されたプッシュ通知やアプリ内メッセージは、離脱や特定の行動を行ったユーザそれぞれにカスタマイズした内容をもとに、プッシュ通知やアプリ内メッセージを送信することができる。これによって、これまでのアナリティクス機能だけでなく、マーケティング機能を通じユーザの定着率やコンバージョン率を向上させる。

リテンション分析でユーザターゲティングする管理画面。
リテンション分析でユーザターゲティングする管理画面。

「アプリのユーザ増加や収益拡大のために、新規ユーザ獲得に取り組むだけでなく、既存ユーザをいかにアプリに定着させるかや、商品購入やアプリ内課金などコンバージョンのつなげるための問題把握と課題に応じて適した施策を行うことが必要です。そこで、既存のアナリティクスツールにはないツールとして、今回のプッシュ通知機能とアプリ内メッセージを実装しました。これによって、アプリの問題把握だけでなく改善のための効果的なメッセージを作成・配信する業務を一連のなかで行うことができます」(Repro社代表取締役の平田祐介氏)

プッシュ通知を受け取ったユーザは、アプリの定着率が上がると言われている。同時に、ユーザに合わせてメッセージをカスタマイズすることも重要だ。従来ののべつ幕なしなメッセージではなく、自分に合った限定的な内容のメッセージや特典をもとに、アプリ定着を高めるための施策が求められる。

アプリ内メッセージ機能の管理画面。ターゲティングしたユーザに対して、メッセージや画像やキャンペーンURL、配信期間を設定することができる。
アプリ内メッセージ機能の管理画面。ターゲティングしたユーザに対して、メッセージや画像やキャンペーンURL、配信期間を設定することができる。

Reproにあるアプリ内メッセージは、アプリを立ちあげた時に表示されるメッセージだ。これまでのファネル分析やリテンション分析を通じて特定の離脱や行動が見られたユーザに対して、配信期間内に立ちあげたユーザに向けてメッセージや画像やキャンペーンURLなどを送付することができる。

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THE BRIDGE Mixer Tokyoピッチコンテストで優勝したReproと、プレゼンを行った平田氏(右)

平田氏は、すでに、いくつかの企業に試験的に導入したなかで、プッシュ通知やアプリ内メッセージの利用においていくつかのパターンがあることがわかったという。

1つ目が、クーポンやポイント付与などの特典サービスだ。2つ目は、アプリのレビューページへの誘導だ。Reproを通じて毎日アプリを利用しているユーザに対してアプリ内メッセージを通じて画像とレビューへの誘導を行うことで、効果的に高いレビューを書いてもらうことができる。3つ目が、アンケートページへの誘導だ。Reproのアナリティクスにおいて動画を見ても離脱の理由がわからないユーザに対して、設問形式で問い合わせを行いながら、仮説をもとに改善案を見出すことができる。回答後に、クーポンやポイントを提供することで、ユーザのアプリ定着もつながる。

「Reproのアナリティクスで改善案を具体化し、さらに、ユーザに向けてターゲティングした施策を打つ。グロースハックとマーケティングを両立させたサービスを通じて、さまざまアプリを効果的に改善させることが可能になっています」(平田氏)

7月にTHE BRIDGEが開催したTHE BRIDGE Mixer Tokyoのピッチにも登壇したReproは、その完成度とアナリティクスの精度でグランプリを獲得。グランプリ獲得後にも多くの問い合わせがきたとのことで、すでに、アプリの導入数は8月時点で800件を超えるアプリに導入されているという。

「本格的な海外進出はこれからですが、すでに数%以上が海外のクライアントです。年明けには海外向けにテストマーケを行い、春先には本格的に進出する準備をしています」(平田氏)

すでにサービスは他言語化対応しており、年内や年明けには、新たな資金調達に向けて動き出したいとし、それをもって海外展開を本格化していくという。競合であるmixpanelを超え、世界一のグロースハックツールを目指すと語る平田氏。国内の市場を足がかりに、早々にアメリカや欧米を視野にいれている。

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