カフェ難民を救う?地図UIから1時間約500円〜使える空きスペースが見つかる「eichiii(エイチ)」

by Yukari Mitsuhashi Yukari Mitsuhashi on 2015.8.31

様々なニーズを満たす、空いたスペースを有効活用するシェアリングサービスが登場しています。この市場に新たに参入するのが、「eichiii(エイチ)」です。ユーザーの日常的なニーズに対して、カフェを使う感覚に近い1時間約500円というリーズナブルな価格帯でさまざまな場所を提供します。

カフェ代わりのスペースが見つかる

郊外や地方などのユニークな場所、また大人数の会議やイベント会場などの貸し出しを中心に取り扱うシェアリングサービスと異なり、日々発生するニーズに応えることがエイチの最大の特徴。学生から営業マン、フリーランスといったさまざまな人々の「集中して仕事をしたい」「周りを気にせずに商談したい」といったニーズに1時間〜応えてくれます。

ユーザーは、スマホから希望する条件で場所を検索して予約するだけ。自分の現在地を中心に、地図上で今すぐに借りられる場所や借りられる時間が一目でわかるため、急に発生した場所確保のニーズにも対応できます。

また、日本では1,000円に満たない金額でクレジットカードを使うことには抵抗がある人も多いため、支払いは現地払い。ユーザーは利用するたびにポイントが貯まり、仕事や勉強で頻度高く使う人ほどお得に利用できる仕組みになっています。

地図とメッセージUIで予約をスムーズに

eichiii-1しっかり計画を立ててあらかじめ場所を確保するような使い方ではなく、エイチが想定するのは、例えば、駅前のカフェが満席で座れなくて代わりの場所を探すというようなシーン。アプリのUIも、「今」使える場所がスムーズに見つかるように工夫しています。

「ターゲットの個人が、ちょっとしたときに個席でも利用できる仕組み作りとユーザーインターフェースに注力しました。 約30名へのユーザーインタビューを重ね、仮説を検証し、使いやすいUIにこだわりました」(伏⾒ 匡矩さん)

具体的には、まずスペースを地図から検索できること。検索結果がリストになって表示されるのでは、タップの回数も増えて手間です。検索自体もシンプルで、検索窓と項目を1つ選ぶことで検索ができます。

また、予約のインタフェースにも工夫が。今すぐ使えるスペースの予約を、まるで「カレンダーに予定を登録する」くらいの感覚で行えるようにと、チャット感覚で使えるメッセージUIを採用しています。

東京都内で約200ヶ所から順次拡大

スペースを保有する法人が、エイチに支払う手数料は利用料金の25%。エイチのシミュレーションによると、例えば、従来無収⼊であった約40坪の物件 を貸しスペースとして⽉に70時間貸し出す(例:午前9時〜午後9時までの営業時間のスペースにおいて稼働率を20%と想定)ことで、⽉間約85万円の新たな収益を上げることが可能になることが見込めます。

サービスリリース時点では、東京都内で約200ヶ所を取り扱うエイチ。都心部から、順次エリアを拡大していく予定です。渋谷などですら、Wi-Fiを完備しているカフェを探すのは限られており、都心部の外ではWi-Fiがあるのはチェーン店ばかり。空きスペースをカフェ感覚で使えるエイチが、カフェ難民を救うことになるのか。今後の展開が楽しみです。

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