もうメニュー選びは失敗しない−−メニュー情報を軸に検索し、食べたい料理にたどり着くグルメサービス「SARAH」

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普段外食をするとき、店舗を選ぶだけでなく「オムライスが食べたい」や「なんとなく辛いものが食べたい」と考える人も多いはずだ。

しかし、既存のグルメサイトは店舗のレビューが並んでいることが多い。もちろん、イチオシや一番人気なメニューが掲載されていることもあるが、基本的は店舗単位だ。そうした既存のグルメアプリとは違った切り口として、メニュー情報のレビューをもとにしたデータベースを構築しているのがSARAHだ。

4月にリリースしたSARAHは、現在は自分が食べた料理の写真を投稿するグルメ写真サービスとして、どこのお店で食べたか、価格はいくらか、などを入力し投稿することができる。すでに月間1万件以上もの投稿がされており、サービス内にあるメニュー数も100万件を超えているという。

「多くの人が実は気づかずにそうしていると思いますが、店舗名ではなく、メニュー名×エリア名、例えば『ローストビーフ、渋谷』で検索し、そこから良さそうなお店を探している人が多く、メニュー名で検索する人が潜在的にいるということに気づきました。メニュー情報をもとに食べたいものを選べるようにすることで、いままでにない価値が提案できたらと考えています」(SARAH代表取締役の高橋洋太氏)

6.検索結果
特定のメニュー検索で自分に合った料理を選ぶことができる。

メニュー単位で情報が投稿されているため、ユーザがどんな料理に興味を持ったか、食事履歴や価格など、メニューを通じてさまざまな情報を把握することができる。いわば、ユーザの味覚情報のデータベース化と言える。こうしたメニューに紐付いた情報をもとに、いままでのグルメサービスにはない価値を見出そうとしている。

例えば、考えつくものとしては、特定のメニューに紐付いたランキングがあるだろう。メニューにタグ付けし、カテゴリを精査することでさまざまな料理ごとでの検索やランキングが可能になる。他にも、特定の素材を軸にした検索やランキングということも考えられるかもしれない。また、ランキングはユーザのLikeや投稿した料理などをもとに機械学習を行い、ユーザに合ったランキングを提供しているという。すでにiOS版とブラウザ版がリリースされており、ブラウザ版で料理名で検索するだけでも見ていて面白い。

「いままでのお店選びではなく、自分が食べたいメニューをもとにレストランを探すことで、雰囲気も味もいいお店だったけど自分が食べたいメニューがなかった、などのメニュー選びの失敗が減ります。他に、海外だとメニュー名だけで写真がなく、いったいどんな料理がでてくるのは想像しずらいものも、メニュー情報がSARAHに集まることで、間違ったメニューを選ぶこともなく、楽しい食事ができるようになります」(高橋氏)

このSARAHが、本日ベクトルや個人投資家などを引受先とする第三者割当増資を実施したと発表した。金額は非公開だが、数千万円程度だと見込まれる。資金調達を行ったことで、開発や運用に力を入れていくという。

メニュー単位での投稿や、ユーザーの味覚情報を蓄積することで本当に食べたいものにたどりつけるサービスを実現できると高橋氏は語る。いまはまだ少ないメニュー情報も、これが蓄積されることによってまさにレッドオーシャン化しているグルメサービスに一石を投じるのだろうか。

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