Mozilla、OSSプロジェクト支援に100万ドルの予算を確保

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ブラウザ Firefoxの開発元であるMozillaが、世界の無料・オープンソースのソフトウェアプロジェクトを支援するために100万ドルの予算を確保したことを発表した。

「Mozillaはオープンソース・無料ソフトウェアムーブメントの一部です。私たちは、このムーブメントから生まれたのです」と、Mozilla会長ミッチェル・ベイカーはブログでこの発表について書いた。

「私たちは、テクノロジーとこのムーブメントから生まれたアクティビズムによって成長することができたのです。そして、私たちはオープンソースと無料ソフトウェアが、インターネットと私たちが築こうとしているオンラインライフの主要な部分であり続けることを理解しています。私たちは長年にわたって助成金プログラムを提供してきました。今こそ、このコミュニティに新たな形で支援するためのシステムを正式につくるべきです。」

Mozillaは当初10の助成金をつくる予定だが、100万ドルという金額は徐々に増える可能性がある。同社はその額の一部のみをMozillaが社内で使用しているオープンソースツールに使用したいと考えている(そうしたツールは数多くある。Ansible、Docker、Selenium、SQLiteなど)

「この計画には二つの側面が含まれます。まず、Mozillaが使用しているオープンソースと無料ソフトウェアプロジェクトに対して「お返しをする」という要素。そして、Mozillaによる経済的支援がコミュニティ全体の成功につながるような、それ以外のプロジェクトを支援して「ギブを送る(give forward)」という側面です」とBakerは書いている。

Mozillaがオープンソースであることの実績を踏まえて考えても、このニュースは重大なものだ。Firefoxは無料であるだけでなく、オープンソースのソフトウェアなのだ。

同社の新しい助成金プログラムについての詳細はこちらをご覧いただきたい。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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