会計ソフト大手の弥生がクラウド請求書サービス「Misoca」を約10億円で子会社化へ

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misoca

オリックス傘下の会計ソフト大手会社の弥生が、クラウド請求書サービス「Misoca」を開発する名古屋のスタートアップ Misoca の発行済み株式を約10億円で全て取得し、100%子会社化すると一部メディアに報じられている。

正式な子会社化は月内。2014年11月時点で、弥生のクラウドサービス「弥生スマートコネクト」との連携はスタートしていたが、今回の子会社化により、Misocaの請求書管理サービスと弥生の会計ソフトがさらに連携していくことになる。

「Misoca」は、中小企業を主なターゲットにPCやスマホから請求書を発行できるサービスを提供するスタートアップ。納品書や見積書、請求書の管理に加えて、郵送を代行するサービスまで手掛けていたことが人気となり、昨年の8月時点で同サービスの登録事業者数は5万件を超えていた。

Misocaは、2011年6月にスタンドファームという社名で創業。2013年9月にインキュベイトファンドを引受先とする3,000万円の第三者割当増資を実施した。2014年10月には、SMBCベンチャーキャピタルとインキュベイトファンドから総額7,000万円の増資を行っている

最後に資金調達を行ったのは、2015年5月。エンジェル投資家より約2,000万円を調達していた。同時期、社名をスタンドファームからMisocaへと変更。複数のサービスと連携を実施しながら登録事業者数を伸ばしてきていた。

本誌ではMisocaへのインタビューを予定しているので、また詳細を追ってお伝えする。

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