
<ピックアップ> Google seems to be working on warehouse robots like Amazon’s
Amazonの倉庫番ロボット(Kiva製)が24億円近くもコストカットに成功したということで話題になりましたが、今度はGoogleがやってきました。
QuartzのMike Murphy記者が発見したパテント資料によると、リモートコントロールができる倉庫番ロボットのようで、記事によれば、Googleがかつてこういったタイプのロボットに着手したという話は聞いたことがないということです。

確かにそう、そうです。Googleのロボットと言えばアレです。ヌルヌル動く姿が大変気持ちわ…もとい、可愛らしい、Boston Dynamicsのヒト&動物型ロボットたちです。
Googleが2013年末に買収した同社が最近公開した動画では、バナナの皮でスベって転ぶというギャグなんだか真剣なんだかよくわからない最新テクノロジーを披露しておりました。
ただこちらは売却の噂なんていうのも出てきており、2013年の末からロボットプロジェクトを牽引していたAndroidの父、アンディ・ルーピン氏もその翌年にはGoogleを離れてハードウェアスタートアップの支援事業などに入っています。
ではこの倉庫番らしきロボットは一体なんなのでしょうか?
パテント資料によると「箱やその他の物を自動的にコンテナの中から、もしくは配達車から積荷、荷下しすることを含めたシステム例」とあり、そのイメージ図からして倉庫内のピックアップ関連に使われるのだろうと思われます。若干リモートコントロールのことも書いてあるのでKivaみたいな完全自動ではないのかもしれません。
なおパテントの提出者はGoogleのKevin Watts氏という方で、前職のBoschで自動運転システムに携わった人物だそうです。LinkedInは便利ですね。なんでもわかっちゃう。記事ではその他、Googleが取り組んでいるドローン配達プロジェクト「Project Wing」のことなど幾つか幅広く言及しているので詳細知りたい方はぜひ原文チェックしてみてください。
個人的には折角Boston DynamicsのラインナップがあるのだからKivaの倉庫番と組み合わせて受け取る側の人間をヒト型ロボットに交換、完璧なるロボット倉庫にチャレンジして欲しかったです。
ロボットによって完全に仕事を奪われた人間が労組を作ってロボット・マネージャーと対立、対抗したロボット達が倉庫内でスカイネットを作り人間に対して怒りの宣戦布告…ぐらいまでいってくれたら「さすがGoogle」と言えただけに残念です。
あ、もうAlphabetでしたね。
via Quartz
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