感情検知で競合に差をつけるーAmazonの人工知能アシスタント「Alexa」が人の声のトーンから感情を読む

SHARE:
image via. Amazon
image via. Amazon

< Pick Up > Amazon working on Alexa recognizing your emotions

「Alexa、寝室の電気をつけて」「Alexa、Spotifyからジャズをかけて」といった具合に音声指示でさまざまなタスクをこなしてくれる、Amazonのスマートスピーカー「Amazon Echo」。

タップやボタンといった操作は不要で、その主なインタフェースは「人の声」です。そんなAmazon Echoに使われているバーチャル・アシスタント「Alexa」が大幅アップデートを開発中だそうです。

今後、バーチャルアシスタントの精度を上げて、それが人にとって本当に役立つものにするために注目されているのが「emotions」(感情)です。感情検知の技術に取り組むのはAmazonにとどまらず、例えば今年1月には人の表情から感情検知する「Emotient」をAppleが買収しています。

Alexaはというと、自然言語理解力の向上に加えて、人の声のトーンから感情を検知する技術に取り組んでいるとのこと。また確率解析を用いることで、より曖昧なリクエストにも応えることができるようになるはずだと言います。

例えば、シアトルの人が、“How are the Hawks doing?”(直訳すると、「タカの調子はどうだい?」)と質問を投げた場合。シアトルという場所から、指示者がプロフットボールチーム「シアトル・シーホークス」に言及しているのだと解釈する可能性が高まるそう。

最も認知されている音声アシスタントと言えばAppleの「Siri」ですが、目覚ましや電話をかけるなど、ごく限られたタスクでしか出番がないのが現状です。この点については、本媒体の「人々はなぜ音声アシスタント Siri を普段使いしないのか」という記事でも解説されています。

本来、「話す」(音声)という行為は人にとって最も自然なもの。ボタンを押したりキーボードに入力したりするのではなく、テクノロジーとのやり取りにも、今後は音声が主流になってくるはず。過去にその人が言ったことを記憶し、また相手のその時々の感情を読み取りながら、Alexaが人と会話のキャッチボールをするなんて未来が近づいています。

via. MIT Technology Review

----------[AD]----------